
名古屋グランパス、川崎フロンターレ在籍歴のあるMFジョアン・シミッチに、同国1部サントス退団の可能性が浮上。以前からJリーグ復帰論が盛んであるが、現地の状況はもはや「移籍濃厚」と読んでも過言ではない段階に達しつつある。
ブラジル人のルーカス・コスト記者が4月5日に報じた内容によれば、レッドブル・ブラガンチーノとアジア圏のクラブがシミッチに関心を寄せているとのこと。問題は関心の有無ではなく、出場機会の激減だ。クリスティアン・オリバの加入と、グスタボ・エンリケ台頭によって序列は急落。2026シーズンのブラジル1部リーグでは10試合中スタメン出場4試合、3月中旬以降の5試合で得たプレータイムはわずか6分。実質的に構想外に近い扱いを受けている。
これほどの冷遇は、昨季の貢献を考えれば理解しがたい。2025シーズンにはリーグ戦31試合で2ゴール1アシスト、さらに契約延長まで勝ち取ったセントラルミッドフィルダーが、半年足らずで「6分」に成り下がった。現場の信頼を失うには、何か看過できない事情があったとみるのが自然だろう。
Jリーグ復帰論の火種は、すでに今年1月から燻り続けていた。ブラジルメディア『Bola Vip』が複数のJリーグクラブと代理人の接触を報じ、3月には『Santistas』も日本からの関心を報道。今回、ブラガンチーノと並行してサントスに問い合わせを行ったとされる「アジアのクラブ」が、Jクラブである可能性は極めて高い。
名古屋と川崎、2クラブで計5シーズン過ごしたシミッチ。百年構想リーグの登録ウインドーが4月8日までであるだけに、日本でのプレー経験が豊富な同選手の獲得に一部のJリーグクラブが動いている可能性も考えられるところだが、現時点で選手サイドの意向は不明だ。
コメントランキング