ワールドカップ Jリーグ

Jリーグ関係者、イラン代表W杯不参加表明に「苦渋だが妥当」”戦争反対”と訴えも

イラン代表 写真:アフロスポーツ

 Jリーグ月間表彰選考委員会の特任委員であるGAKU‑MCが3月12日、自身のXを更新し、イラン代表のFIFAワールドカップ北中米大会辞退報道について見解を披露。「戦争反対」のハッシュタグを添え、アメリカとイスラエルによるイラン攻撃、緊迫する中東情勢に触れている。

 中東ではアメリカとイスラエルによるイランへの軍事行動、イラン側による湾岸諸国などへの攻撃が続き、安全保障環境が不安定な状況にある。大会開催国の一つであるアメリカとの関係悪化も背景にあり、イランのスポーツ大臣が政治的理由から北中米W杯不参加を表明したと報じられている。

 こうした情勢を受け、GAKU-MCは「国のトップや家族を失った人々を思えばサッカーどころではないという判断は理解できる」「会場の一つが対立の渦中にあるアメリカとなれば、選手の安全面でも、これが苦渋の、しかし妥当な決断だったのでしょう」とポストしている。

 ただ一方で、悲しみの中で歓喜をもたらす存在としてサッカーの力にも言及。アルゼンチン代表の英雄ディエゴ・マラドーナが1986年大会で見せたプレーを引き合いに出し、戦禍にある国民の心を動かす可能性に触れている。

 GAKU‑MCは戦争がもたらす理不尽な喪失への思いを綴りながら、未来の大会で再び歓喜の瞬間が訪れることを願う姿勢も示した。Jリーグ関係者でもある同氏の発信により、スポーツと国際情勢の関係を巡る議論が加速しそうだ。