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柏レイソル、リカルド・ロドリゲス監督電撃退任?J1優秀監督賞の名将がACLEでJクラブと対戦か

リカルド・ロドリゲス監督 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズとJ1優勝争いを繰り広げた柏レイソルのリカルド・ロドリゲス監督に、今季限りで退任の可能性が浮上。徳島ヴォルティス、浦和レッズ元指揮官で、2025シーズンのJリーグ優秀監督賞に輝いた名将が、AFCチャンピオンズリーグエリートの舞台で町田ゼルビアなどJクラブと対戦するかもしれない。

 中国『新浪体育』は12月18日、同国1部・成都蓉城の監督人事を特集。「成都蓉城を5年間率いていた徐正源監督が退任、後任にリカルド氏が浮上」と、次期監督候補にJクラブの他に武漢三鎮も指揮していたスペイン人指導者の名前を挙げたほか、リカルド氏について「彼は今シーズン、J1リーグで優れた戦績を残し、Jリーグ優秀監督賞を受賞している」と紹介している。

 成都蓉城は2025シーズンの中国1部リーグ戦で優勝争いを繰り広げ、優勝した上海海港から勝ち点4差の3位で終了。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では、6試合を終えて1勝3分2敗と、首位のヴィッセル神戸から勝ち点7差の10位に低迷。ただ、サンフレッチェ広島にホームで1-1、神戸には敵地で2-2と引き分けている。

 現在51歳のリカルド氏は、2017年から4シーズンにわたり徳島を率いて、チームをJ1昇格に導くと、2021年、2022年と浦和を指揮。浦和でも天皇杯のタイトルを獲得するなど実績を残した。浦和監督退任後は一度日本を離れたが、2024シーズン終了後に柏の指揮官に就任。再来日1年目の2025シーズンも好成績を残した。

 Jリーグで積み上げてきたリカルド監督の実績は、もはや日本国内評価にとどまらず、アジア全体から注目を集めている。徳島、浦和、柏で示してきた組織的なチーム構築力と安定した結果は、ACLエリートで苦戦する成都蓉城にとって大きな魅力である。

 一方で、Jリーグにとっては、優れた指導者が国外へ流出する現実を突きつけられる事例でもある。リカルド監督が次に選ぶ舞台は、個人のキャリアのみならず、Jリーグと中国サッカーの競争関係、さらにはアジアのクラブ勢力図を映し出す象徴的な選択となる可能性を秘めている。