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UKメディアが南野拓実の悲劇を伝える「リバプールのカルトヒーロー、冬休み前…」

南野拓実 写真:Getty Images

 リーグ・アンのモナコに所属する日本代表のFW南野拓実が前十字靭帯断裂の重傷を負い、来2026年夏のFIFAワールドカップ(W杯)欠場が濃厚となったとさまざまなメディアで伝えられている。日本代表の中心選手である南野にとって、キャリア最大級の痛手となるのかもしれない。

 そんな中、UKメディア『Mirror』は「リバプールのカルトヒーロー、冬休み前最後の試合での悲劇的負傷によりW杯欠場へ」と題して報じた。同メディアは「元リバプール所属の南野は、現地12月21日のフランス杯オセール戦(2-1)に出場した際に前十字靭帯を損傷し、来夏のW杯を欠場する可能性が極めて高くなった」と伝えている。

 南野はオセール戦で前半に負傷交代を余儀なくされた。モナコは現地22日、SNSで「南野が左膝を負傷しました。検査の結果、前十字靭帯断裂が確認されました。拓実は回復に向け、クラブ全体からの全面的なサポートを受けることになります」と公式発表した。

 現在30歳の南野は、2022年に1,550万ポンド(約33億円)でリバプールからモナコへ移籍した。2020年のプレミアリーグ優勝メンバーであり、モナコでは100試合以上に出場して23ゴールを記録している。今2025/26シーズンはここまで、4ゴール3アシストを挙げ、現地11月29日に開催されたパリ・サンジェルマン戦では決勝ゴールも決めていた。

 同メディアは南野について、日本代表では通算26ゴールを記録し、現役選手では最多得点者である。前十字靭帯断裂は一般的に6ヶ月以上の離脱を要する重傷だが、日本代表のW杯初戦まで残り6ヶ月を切っている。日本はグループFに入り、初戦でオランダ代表、第2戦でチュニジア代表と対戦する予定となっていると伝えている。