ラ・リーガ バルセロナ

インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ、いつかバルセロナのユニフォームに…

ラウタロ・マルティネス 写真:Getty Images

 ラ・リーガのバルセロナが、攻撃陣の長期的な編成構想を進めているようだ。クラブに所属するポーランド代表のベテランFWロベルト・レバンドフスキの退団が現実味を帯びる中、クラブは前線の世代交代に向けた準備を本格化させている。

 スペインメディア『Barca Universal』によると、セリエAのインテルの主将を務めるアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが、バルセロナの将来構想に合致する存在として浮上していると報じた。

 同メディアは「ラウタロはいつかバルセロナのユニフォームに袖を通すという長年の個人的な野望を抱いており、現在はその夢の実現に向けて具体的に動き始めている」と伝えた。移籍の実現は来2026年夏が理想的なタイミングと見込まれている。バルセロナ内部では、来夏が戦略的に理にかなっていると考えているとのことだ。

 レバンドフスキの退団は「起こるかどうか」ではなく「いつ起こるか」の問題として捉えられており、同選手が残してきた得点力と影響力をどう補うかが、バルセロナにとって最も重要な課題となっている。

 同メディアは、ラウタロのプロフィールはバルセロナの要求を十分に満たしていると指摘。同選手の数字面での実績だけでなく、インテルというビッグクラブで主将として厳しい戦いを経験してきており、責任を背負うことに慣れたフォワードである点も大きいようだ。同選手に近い関係者の間では、もしイタリアを離れることになった場合、バルセロナがラウタロにとって最優先の移籍先になると見られている。

 一方、インテルも現実的な見方をしている。ラウタロが依然としてチームの中心的存在であることに変わりはないが、新たな挑戦を心の中で準備し始めている主将を引き留め続けることが問題を生む可能性も理解している。その結果、条件が整えば売却を排除しない姿勢を取っているようだ。