
3位:奥村仁
左サイドでダニーロやマテウスといった外国籍選手が活躍するなか、主に左サイドを主戦場に彼ら同様3ゴール2アシストという数字を残したのがMF奥村仁だ。今季は36試合とほとんどのゲームに絡み、低迷するチームを支えた。
単独でも突破を図れる打開力が大きな魅力。YBCルヴァンカップ2回戦の松本山雅戦でも、フィールド中央付近から長い距離を単騎で突破し、チームに2点目をもたらしている。より少ない出場時間で数字を残している点では、ダニーロやマテウスの方が評価は高くなるだろう。しかし、多くの試合で出場機会を得てチームの主軸を務めたことから手放せない選手3位とした。

2位:藤原奏哉
ギラヴァンツ北九州から新潟へ加入し5シーズン目を迎えたMF藤原奏哉。5ゴール2アシストと攻撃面で存在感を放った昨季と比べ、今季は数字面でおとなしく見えるシーズンとなったが、出場した37試合のうち34試合でスタメン出場し右サイドを支えていた。
タックル総数とブロック総数はチーム内でも群を抜いており、チームがリーグワーストの失点数となった中でもいかに藤原が奮戦していたかがうかがい知れる。昨年に引き続き右サイドバックはほぼ藤原一択である点も含め、守備陣になくてはならない存在であることから手放せない選手2位とした。

1位:長谷川元希
MF長谷川元希は、2021年にJ2のヴァンフォーレ甲府へ加入し初年度からレギュラーに定着。毎年多くのゴールに直接関わって評価を高めてきた。新潟でJ1初挑戦となった昨季は33試合で出番を得たものの、途中出場が多かったこともあり1ゴール1アシストに留まっていた。
しかし今季は38試合すべてに出場し、そのほとんどでスタメン出場。7ゴール4アシストといずれもチーム最多の数字で攻撃を牽引した。新潟に欠かせない選手として一気に存在感を高めた長谷川。攻撃の重要なピースであることに加え、過去J2では圧倒的なまでのパフォーマンスを披露していたことから、来季以降の新潟にとって頼もしい存在であるのは間違いなく、手放せない選手1位とした。新潟は得点の稼ぎ頭を手放さずに新シーズンを迎えられるのか、長谷川の去就に注目が集まる。
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