
プレミアリーグのリバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーをめぐる騒動が続いている。今2025/26シーズン3試合連続でベンチスタートとなったサラーは試合後に不満を爆発させ、クラブのアルネ・スロット監督に対する不満とも取れるコメントを発し、さまざまなメディアで報道されていた。その後サラーは、12月10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のセリエAのインテル戦(1-0)ではメンバー外となった。
そんな騒動の中、オランダメディア『FCUpdate』は、かつてリバプールでサラーを指揮したユルゲン・クロップ氏のコメントを報じている。
現在レッドブルのフットボール部門でスポーツコーディネーターを務めるクロップ氏は、UKメディア『BBC』の取材に対し「サラーが管理しやすいとは言わないが、管理が難しいわけでもない。サラーと問題が起きるのは、彼を起用しないか、交代させるときだけだ」と語った。
同氏は7シーズンにわたってサラーと共に過ごした経験から、その特性を理解しているようだ。「私たちは皆、自分の過去に大きく影響される。サラーは早くから、才能だけでは不十分で人一倍の努力が必要だと自覚していた。彼は常に成長し続け、決して止まらない。それが彼のメンタリティだ」と評価した。
さらにクロップ氏は「サラーは毎シーズン、夏の休暇明けには新しいスキルを身につけて戻ってきた。まるでオフの間中ずっと特定の技術を集中的に練習していたかのようだった」と振り返り、サラーを「史上最高の選手の一人」と称賛。プレミアリーグ優勝を共に成し遂げた思い出が、2人を一生結びつけたとも語ったと『FCUpdate』は伝えた。
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