Jリーグ サンフレッチェ広島

スキッベ監督、神戸行き報道も海外?去就注目の裏で広島の公式発表が話題

ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images
ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督は、すでに今季限りでの退任が決定。吉田孝行監督の後任としてヴィッセル神戸の指揮官に就任することが決定的と一部で報じられているが、依然として海外行きの可能性もある模様。広島の公式発表も話題を呼んでいる。

 スキッベ監督の去就を巡っては、中国メディア『ホットポットフットボール』は1日に「山東がスキッベ監督に正式オファーを提示。彼は2022年および2024年のJリーグ最優秀監督賞を受賞している」とリポート。『捜狐』も「スキッベ氏が新監督の有力候補」と伝えた一方、一部では神戸行きで大筋合意と報じられている。

 そんななか、広島は4日に「ミヒャエル・スキッベ監督「DANKE SCHON」/「BOSS」グッズ販売」をアナウンス。公式サイトでは「今シーズン限りで退任するミヒャエル・スキッベ監督への感謝とともに、スキッベ監督の雄姿をデザインしたメモリアルグッズを多数ラインナップしております。監督就任後、サンフレッチェを2度の栄冠へ導いてくれた、スキッベ監督の功績と敬意をデザインに込めた「BOSS」グッズは公式オンラインストア限定で販売いたしますのでぜひこの機会にメモリアルグッズをゲットしてください!」と販売に至った経緯が説明されているが、販売場所はクラブ公式オンラインストアおよびピースウイングオフィシャルストアだという。

 スキッベ監督を巡る去就は、国内外で異なる情報が飛び交い、いまだ明確な結論には至っていない。しかしその一方で、サンフレッチェ広島が公式にメモリアルグッズを販売した事実は、クラブとして監督の退任を確固たるものとして受け止め、その功績を後世に刻む姿勢を示したものであると言える。

 神戸行きか、あるいは海外挑戦かという進路の不透明さは残るものの、いずれにせよスキッベ監督がJリーグにもたらした影響は揺るぎない。ゆえに、今後の動向を見守るとともに、彼の歩みがどの舞台でも再び輝きを放つことを期待すべきである。