
北陸と信州をまたぐ北信越地域には、伝統校から近年力をつけてきたチームまで多彩な高校がそろっている。高円宮杯JFA U-18 サッカープリンスリーグ北信越で経験を積んでいるチームも多く、全国の舞台でも安定した戦いが期待される地域だ。
第104回全国高校サッカー選手権大会(以下、選手権)には、今年も北信越代表校が全国の舞台に挑む。ここでは、その中から4校をピックアップし、それぞれの戦力や特徴を紹介していく。

帝京長岡高校(新潟県)
新潟県代表の帝京長岡高校は、2年ぶりに県大会を制し選手権への切符を手にした。高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグで全国トップレベルの環境を経験している点は大きな強みだ。
同校は「流動性の高い多彩なアタックとハードワーク」を掲げており、攻守の切り替えが速く、複数人が連動して動く攻撃が特徴とされてきた。状況に応じて柔軟にポジションを入れ替えながら前進する形や、前線からの積極的な守備で主導権をつかみにいく姿勢が見られ、組織的な動きを軸としたサッカーを展開している。
地域の育成年代と広く関わりを持ち、多様なバックグラウンドを持つ選手が集まる点も強みで、全国の舞台で戦える選手層の厚さを築いてきたといわれている。毎年、競争力の高い環境が維持されており、安定した成績を支えている。
過去にはプリンスリーグ北信越で優勝するなど、同地域の強豪としての実績も豊富だ。選手権でも常に注目される存在であり、今大会はスピードと組織力を武器に全国の強豪校へ挑む構えだ。

富山第一高校(富山県)
富山第一高校は2025年の県予選を安定した戦いぶりで勝ち進み、2年ぶり35回目となる選手権出場を決めた。準々決勝は6-0、準決勝は5-1と得点を重ね、決勝では龍谷富山高校を3-0で下し優勝。県大会では守備の集中力と試合の入りの良さが際立ち、要所で流れをつかむ展開が続いた。
2025年はプリンスリーグ北信越2部に所属し、リーグ優勝を果たしている。複数得点で勝利する試合や失点の少なさは、これまで積み重ねた公式戦経験の成果と言えるだろう。
富山第一は長年の実績と安定感を土台に、選手権でもまず堅守と確実な攻撃で勝利を狙う戦いが予想される。全国の舞台でも警戒すべき存在であり、伝統校としての総合力と選手個々の成長がかみ合えば、今大会でも躍進が期待される。
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