
スコットランド1部アバディーンFCに所属するオーストラリア代表FWクシニ・イェンギに、Jリーグ移籍の可能性が浮上。2025/26シーズン途中での退団が決定的だという。
現在26歳のイェンギは、身長190センチで右利きのストライカ-。2019年にオーストラリア1部アデレードでトップチーム昇格を果たすと、その後はウェスタン・シドニーを経て、2023年夏にポーツマスへ移籍。ポーツマス在籍2シーズンでイングランド2部リーグ戦14試合、3部リーグ戦26試合の出場で9ゴールを挙げると、2025年夏にアバディーンFCへ加入した。
しかし、2025/26シーズンはここまでスコットランド1部リーグ戦で4試合の出場にとどまっており、10月以降はUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)2試合でプレーしたのみ。リーグ戦では大半の試合でベンチ外となるなど、厳しい立場に置かれている。また、8月10日開催のセルティック戦では55分までプレー。スタメン出場の日本代表FW前田大然やMF旗手怜央の前で結果を残せなかった。
英メディア『プレサンド・ジャーナル』は11月28日、独自に入手した情報として「イェンギは来年1月にアバディーンFCを退団する」とリポート。これによると、同選手のもとにはJリーグクラブからのオファーが届いており、アバディーン側もシーズン途中での退団を容認しているが、欧州やMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)方面からの関心もある模様。今後の展開次第では争奪戦に発展する可能性もあるとみられる。
なお『プレサンド・ジャーナル』は、国際Aマッチ11試合の出場で6ゴールと一時結果を残していた長身ストライカ-の獲得を狙っているJリーグクラブの名前を挙げていない。イェンギに対するJリーグ勢の関心は、ストライカー不足が指摘されるクラブにとって大きな注目材料となる。一方で、欧州やMLSも触手を伸ばしていることから、彼の去就は年明けの移籍市場を左右する重要な動きとなりそうだ。
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