
ユーリ・ララ
3人目は、中盤の要であるブラジル人MFユーリ・ララ。ボランチを主戦場としており、これまで栃木SCのほか、ECバイーアやCR・ヴァスコ・ダ・ガマなどブラジルの複数クラブでプレーした後、2023シーズンから横浜FCに所属している。
最大の特徴は何といってもボール奪取能力と屈強なフィジカルである。出場した試合では、ほぼ毎試合のように、ピンチを防ぐボール奪取や球際の強さでピンチを防いできた。ブラジル時代には、そのプレースタイルから「ピットブル(闘将)」の異名を持ち、ファールぎりぎりの強度でボールを奪い、チームを鼓舞していた。
今シーズンは副キャプテンとしてチームを統率し、J1リーグで31試合に出場。ユーリの守備力で多くの勝ち点を獲得してきた。
来年で32歳を迎えるユーリは、選手キャリアの最盛期にあるため、本人の気持ち次第ではJ1クラブでの個人残留やブラジル復帰の可能性も高いだろう。

櫻川ソロモン
4人目は、昨シーズンから横浜FCでプレーしているFW櫻川ソロモン。ナイジェリア人を父に持つ櫻川は、ジェフユナイテッド千葉の下部組織出身。当時から屈強なフィジカルと身体能力を活かしたパワフルなプレーが持ち味で、17歳から世代別日本代表に選出され続けていた。
トップチームへ昇格を果たした2020シーズンは、13試合出場2ゴールに留まったが、翌2021シーズンは30試合4ゴール、2022シーズンは36試合7ゴール3アシストと着実に成長を示した。
2023シーズンはJ2のファジアーノ岡山に期限付き移籍。29試合4ゴール2アシストと数字では前年に及ばなかったものの、櫻川のポストプレーが攻撃を活性化させるなどチームに貢献。岡山はこの年、J1昇格プレーオフで優勝し、クラブ史上初のJ1昇格を達成した。
横浜FCに復帰した今シーズンは、自身初のJ1舞台を経験。ここまで34試合4ゴール3アシストと突出した成績ではないが、J1屈指のポストプレーや将来性を評価したクラブからのオファーは十分に考えられる。

山田康太
5人目は、今シーズン途中に加入したFW山田康太。横浜F・マリノスユース出身で、2018シーズンにトップチーム昇格。同年J1第17節のFC東京戦でリーグ戦初ゴールを挙げるなど、高卒1年目ながら8試合1ゴールの結果を残した。
翌シーズン以降は、名古屋グランパス、水戸ホーリーホック、モンテディオ山形への期限付き移籍を経て、横浜FMに復帰の可能性もあったが、2022シーズンから山形に完全移籍した。その後は柏レイソルやガンバ大阪など、ほぼ毎シーズンクラブが変わる状況となっている。
主にボランチやトップ下を主戦場とし、持ち前の足元の技術でチームの攻撃を活性化。ボールに吸い付くようにコントロールするトラップは「神の領域」と称されるほどだ。
今シーズンの横浜FCでは途中加入ながら31試合2ゴール1アシストをマークしており、ビルドアップの局面で数多くの“違い”を生み出している。
プロ9シーズン目を迎える山田だが、すでに6クラブを渡り歩いていることから、オファー次第では1年足らずでの退団も十分に考えられる。
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