
鹿島アントラーズ所属の2種登録選手であるU17日本代表FW吉田湊海は、11月15日に行われたFIFA U17ワールドカップ決勝トーナメント1回戦(対南アフリカ)で1ゴールをマーク。鹿島ではFW徳田誉と同様、将来トップチームを担う選手として期待されているが、早くも海外メディアから熱視線を注がれている。
海外メディア『Future Ballers』は吉田について、「彼は比較的小柄だが、フィジカル面で頑丈で多才な選手で、ストライカーとして、または攻撃的ミッドフィールダー、セカンドストライカーとしてプレーできる」と紹介した上で、同選手のプレースタイル等についてこう綴っている。
「彼はしばしばサイドに流れ込んでボールを受け、攻撃の幅を広げることを好む。カウンター攻撃時には、強力な加速力とスピードを活かして非常に効果を発揮する。シュートチャンスを創出する位置取りや、攻撃を推進するためのパスコースへの立ち位置を正確に把握する能力に優れている。特に短・中距離での視野とパス能力が光り、この役割を卓越してこなす」
「テンポが速いことによるチームメイトとの連携も非常に良好だ。プレイメーカーとしての役割を果たしつつ、得点機を創出するポジショニング感覚も兼ね備える点で、非常に興味深い選手像を示している。技術面では非常に強く、小柄な体格ながら頑丈な体を活かした優れたボールコントロールと効果的なボールキープ能力を持つ。その体格は高い機動力にもつながり、鋭い方向転換で相手を翻弄する巧みな動きを見せる」
また、『ウルトラfc』は南アフリカ戦後に「彼のプレーは非常に優れており、驚くほど成熟している。ゴール前では非常に落ち着いており、連携プレーにも長けている。今後も彼の活躍に注目すべきだ。欧州移籍の可能性はある」と評価。
トルコメディア『FBスカウトオクル』は比較対象にアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)を挙げた上で、「吉田は爆発的なスピード、決定力、ペナルティエリアへの的確な走り込み、狭いスペースでの敏捷性、直感的なポジショニング、高いエネルギーを兼ね備えたストライカ-だ」と称えている。
現在17歳の吉田は鹿島ユースで頭角を現すと、日本クラブユース選手権で2024年から2大会つづけて得点王のタイトルを獲得。明治安田J1リーグ第13節・横浜FC戦でJ1デビューを果たしたほか、2025年4月開催のU17アジアカップで3ゴールと国際舞台でも存在感を発揮している。
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