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“范志毅の予言”再び現実に? U-22中国、ベトナムに完敗で批判殺到

中国代表のサポーター 写真:Getty Images

 中国サッカー協会(CFA)が主催する国際親善大会「CFA Team China Panda Cup 2025」が11月12日に四川省成都市で開幕し、ホスト国のU-22中国代表が初戦でU-22ベトナム代表に0-1で敗れた。アジアの強豪である日本や韓国に敗れることは織り込み済みだったが、かつて格下だったベトナム相手にも勝ち点3を奪えない現実を突きつけられ、中国メディアとファンは焦燥感を募らせている。

 中国のポータルサイト『網易(ネットイース)』は、U-22中国代表が一部の主力選手を欠いていたことを指摘した上で、「試合を通して中国は優位に立つことができなかった。攻撃は停滞し、守備ではミスが目立った。80分にはゴール前で致命的なミスを連発して、ベトナムに先制点を献上した」と批判した。

 さらに記事では、「統計によると、U-22中国代表はベトナムとの過去4試合で一度も勝っておらず、2敗2分という恥ずべき成績だ。中国の人口は14億人に対し、ベトナムはわずか1億人なのにだ」と付け加えている。

 中国サッカーの停滞が語られる際、繰り返し紹介される“呪いの予言”がある。それは、2013年に中国代表がタイ代表に1-5で惨敗した後、元中国代表の范志毅(ハン・シギ)が怒りを露にしながら、「次はベトナムに負け、その次はミャンマーにも負け、すべてのチームに負けるだろう」と語ったものだ。

 当時、この言葉を真に受ける者は少なかったが、中国代表は2022年のFIFAワールドカップ・アジア最終予選でベトナム代表に1-3で完敗しており、その言葉は現実のものとなった。アンダー世代では、もはや中国とベトナムの実力差はないに等しく、中国がベトナムを相手にする際、自陣に引いてカウンター狙いの戦術を採用していることからも、ベトナムを恐れているようにすら見える。

 また『網易』は、この試合の判定が中国寄りだったことを指摘し、「84分に劉浩帆(リウ・ハオファン)がペナルティエリア内で相手選手を背後から押し倒したシーンは明らかなファウルだったが、主審はベトナムにPKを与えなかった」と紹介した。

 試合後のインタビューで劉浩帆は、「全体的なチームのパフォーマンスは悪くなかった」とコメントしたが、ファンたちは「中国の選手たちは、ベトナムに敗れることを恥ずかしいと思わなくなったようだ」と嘆いている。