
J1残留を目指す名古屋グランパスは、今季限りで長谷川健太監督が退任することが決定的だが、ここに来て一部選手への対応に問題があった可能性が取りざたされている。
海外メディア『all asian football』は11月4日、複数の元クラブスタッフから入手した情報として、「長谷川監督は一部の外国人選手に対して不適切な対応をした」とリポート。「彼は日本人選手と外国人選手を明確に区別して扱い、『命令に従わない』という理由で外国人選手の獲得にストップをかけていたとされる。実際、在籍していた外国人選手の多くが退団している。例外は、すでに日本文化に馴染みプロジェクトの中心選手となっていたマテウス・カストロと、正守護神に定着していたランゲラックのみ。しかしランゲラックでさえ長谷川監督体制のもとでは苦しみ、もし彼がいなければもう1年残留していた可能性があるという」と伝えている。
また、記事には2024シーズン終了後に名古屋から柏レイソルへ完全移籍したMF久保藤次郎の名前も。「補強面でも問題は深刻だ。名古屋の移籍市場は失敗の連続で、放出された選手が他クラブで活躍している」とした上で、こう綴られている。
「印象的なのは、山口素弘GMが獲得した久保のケースだ。彼は柏に移籍後、リーグ屈指のミッドフィルダーとして開花した。だが古矢武士強化部長と長谷川監督にとって、久保は不要と見なされた。理由は単純だ。彼らが気に入らなかった、あるいはコントロールできなかったからだという。関係者によると、古矢はビジネス界でも「最も怪しい人物の一人」とされ、長谷川の意向に忠実に従うだけの存在。クラブ内部では、彼が“裏で糸を引く黒幕”と見られている」
記事では「長谷川監督は日常的に権力を乱用」「うつ状態に陥った選手もいた。クラブが後に外部の心理士をチームに雇ったのは、この精神的トラブルへの対処だったとも言われている」などと記されているが、こうしたクラブ内部の情報に関する報道の真偽は現時点で不明。一部ではクラブに何らかの対応を望む声も挙がるなど、ファン・サポーター等の間で関心が高まっている。
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