
トッテナム・ホットスパー所属の日本代表DF高井幸大は、今もなお負傷離脱中。トッテナムから川崎フロンターレに支払われた10億円規模の移籍金を巡り、一部から批判が挙がっているが、今度は市場価値の大幅な上昇にも厳しい意見が突き付けられている。
トッテナムは高井の獲得で、川崎に移籍金500万ポンド(約10億円)を支払ったとみられる。この金額について、韓国『マイデイリー』は「Jリーグから海外クラブへの移籍で日本人選手歴代最高額だ。しかし、怪我の影響で公式戦に出場していない。彼に対する日本での期待の声は誤っている。10億円は高すぎる」と批判していた。
すると、韓国『OSEN』は11月1日に「高井はトッテナム移籍後の公式戦出場なしにもかかわらず、市場価値が809%も上昇している」とリポート。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』で掲載されているデータをもとに、「彼の市場価値は9倍以上に跳ね上がった。55万ユーロ(約9,500万円)から500万ユーロ(約8億9,000万円)になっている」と伝えている。
ただ、韓国では同選手の市場価値の大幅上昇は否定的に捉えられている模様。『OSEN』は「これだけ跳ね上がった理由は、言うまでもなくトッテナムへの移籍だ。しかし、トッテナム移籍後は怪我で公式戦に出場していない。今の高井は市場価値に見合わない」と切り捨てている。
高井はトッテナム移籍直後から負傷離脱。8月下旬にボールを使った屋外でのトレーニングを再開し、9月下旬に全体トレーニングに合流したものの、足底腱膜の状態が芳しくなく、10月に再離脱。それでもトーマス・フランク監督は10月31日の会見で「彼はトレーニングを再開する」と復帰に向けて前進していることを強調している。
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