その他

「世界で最も過酷な大会」地域CL2025、JFL昇格はどのクラブか

グループC:四国・九州・北海道の挑戦。VONDS市原が優位か

グループCは、VONDS市原FC(関東4位・全社3位)、FC徳島(四国1位)、ジェイリースFC(九州1位)、BTOP北海道(北海道1位)が激突する。

VONDS市原は関東屈指の強豪で、過去の地域CLでは複数回決勝ラウンド進出、準優勝2回を誇る。不安材料があるとすれば、8月に伊澤篤前監督が退任し、向山聖也新監督体制となって間もない点だが、チームの完成度は高い。

FC徳島は四国リーグで12戦全勝の圧倒的強さを見せ、4連覇を達成。勢いはあるが、全国大会での経験値に課題が残る。ジェイリースは九州リーグ初制覇の新興勢力。BTOP北海道は移動距離の負担が大きく、連戦をどう乗り切るかが焦点となる。総合力ではVONDS市原が一歩リードしている。


サッカーボール 写真:Getty Images

決勝ラウンド予想:自動昇格はVONDS市原、入れ替え戦は都農か東京ユナイテッド

決勝ラウンド(11月20日・22日・24日、市原市)は、各グループを勝ち上がった4チームによる総当たり戦となる。

JFL自動昇格の最有力には、VONDS市原を挙げる。高レベルな関東リーグでの実績、地域CLでの経験値、そして“ホーム”開催というアドバンテージを兼ね備える。2位(JFL15位との入れ替え戦)予想は、東京ユナイテッドかヴェロスクロノス都農。都農の爆発力と東京ユナイテッドの安定感は紙一重で、わずかなコンディション差が明暗を分けそうだ。

もっとも、地域CLは過密日程ゆえに番狂わせがつきものだ。故障者や出場停止、さらには天候まで結果を左右する。アルテリーヴォ和歌山、福山シティ、FC徳島など天皇杯経験組も、一気に上位をうかがう潜在力を秘めている。

特に主力が欠場した時、その穴をいかにカバーできるか、交代選手を含めた総合力の勝負となるのがこの大会だ。最終的には消耗戦となるだけに、守備の安定感を保ちつつ、数少ない決定機を確実に決め切れるチームが、2026年のJFLの舞台への扉を開くことになるだろう。

ページ 2 / 2

名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

筆者記事一覧