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Jリーグ秋春制の“8月開幕”が波紋!吉田麻也「危ない」酷暑プレー問題再燃か

Jリーグ 写真:Getty Images

 Jリーグは10月28日、秋春制移行1年目にあたる2026/27シーズンの開催期間を公式発表。J1・J2・J3リーグいずれも2026年8月8日・9日に開幕節が設けられているが、ネット上では酷暑である8月上旬の開幕に対する異論が噴出。元日本代表DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)は以前から酷暑下のプレーに警鐘を鳴らしている。

 日本プロサッカー選手会(JPFA)の会長も務める吉田氏は以前、インターネット動画配信サービス『DAZN』の制作番組「内田篤人のフットボールタイム」に出演。代表での元チームメイトとの対談で、話題が夏場の公式戦開催に及ぶと「この暑さで試合をするのは、もはや生命の危機を感じる。無理。サッカー面で言うと、パフォーマンスがとか強度がとか言うけど、シンプルに危ない。これは雪とか以前の問題」と強調。シーズン移行が必要な理由のひとつに、夏場の酷暑を挙げていた。

 しかし、Jリーグが発表した「8月上旬の開幕」という秋春制下の試合日程では、酷暑下でのプレーは避けられない見通し。同時期は日本国内の大半の地域が35度以上の猛暑に見舞われる可能性が高く、スタジアムに来場する観客やクラブ関係者も含めて、熱中症対策を行う必要がある。

 Jリーグの秋春制移行は、国際基準に合わせたリーグ運営や欧州クラブとの競争力強化など、長期的には意義のある挑戦といえる。しかし、その一方で、日本特有の気候条件を無視したスケジュール設定は、選手の健康や観客の安全を軽視するものと受け取られかねない。

 酷暑の中で命を懸けてプレーすることは、スポーツの本質である「安全で公正な競技」とは相反する。真に持続可能なリーグ運営を実現するためには、環境に即した柔軟な日程調整と、選手・ファン双方の立場を尊重した議論の再構築が求められている。

 降雪地域にホームスタジアムを構えるクラブに関する問題点もフォーカスされていた秋春制。8月開幕で決着した今、吉田氏が再び酷暑でのプレーについて持論を唱えることはあるのだろうか。