
2025明治安田J1リーグの東京ヴェルディは10月26日、ヴェルディグラウンド(神奈川県)で明治大学とのトレーニングマッチを実施。試合後には、クラブハウス内で囲み取材が行われた。
第35節を終えてJ1残留を確定させた東京Vだが、チームの視線はすでに次節のアビスパ福岡戦へと向けられている。この日、ひときわ存在感を放っていたのが、プロ2年目で東京Vの下部組織出身であるFW白井亮丞(20)だ。自身の特徴でもある背後への抜け出しや味方とのスムーズな連携で、相手の脅威となっていた。
合計5-2(1本目0-2、2本目5-0)で勝利したトレーニングマッチで、力強いプレーを見せた白井。その躍動を試合後のインタビューから振り返る。

福岡戦に向け、猛アピール
雨が降りしきる中で行われた明治大学とのトレーニングマッチ。東京Vは、トップに入ったFW寺沼星文や10月25日(第35節)の清水エスパルス戦でJ1デビューを飾ったDF吉田泰授らを起点に決定機を創出するも、得点には至らず。0-2と明治大学リードのまま1本目を終えた。メンバーを数人入れ替えて臨んだ2本目では、白井の得点をきっかけに東京Vの攻撃が勢いづく。11分、白井がペナルティエリア内で仕掛けると相手GKに倒されてPKを獲得。このPKを自ら決め、合計スコアを1-2とした。
さらに20分にはオウンゴールで2点目をマーク。その1分後にはMF川村楽人が3点目奪取に成功する。26分には多くの選手が絡んだ流動的なプレーから白井がこの日2点目をマークし、チームは4-2と逆転に成功。終盤の30分にも追加点を挙げ、2本目の試合は5-0と圧巻のゴールラッシュを披露した。
この日2ゴールを挙げた白井は、試合後のインタビューで「今日のトレーニングマッチは次の公式戦に繋がると思って臨みました。いま自分が持っているものを全て出しました」とコメント。次節の福岡戦に向けて強烈なアピールを見せた。
現在のコンディションについては「季節的に涼しくなってきたこともあって、コンディションは良いです(笑)」と笑顔を見せ、苦手としている夏の暑さに関しては「自分のメンタル面が課題だと思っています。コンディション調整なども含め、来シーズン以降に向けて良い準備をしたい」と語った。

「自信を持ってプレーできている」
昨シーズンはJ1リーグでの出場が1試合も無かった白井。今シーズンは開幕戦(清水戦0-1)で初出場を果たして以降、ここまで9試合に出場している。
途中出場が多いものの、限られた時間で積極果敢なプレーを見せている。時にはミスもあるが、J1の舞台を肌で感じながら着実に成長を遂げている。第20節の柏レイソル戦(0-3)では、念願のJ1初先発も果たした。
今シーズンのプレーについて「昨日の清水戦でもそうでしたが、シーズン当初よりもボールに関わる回数が増えてきていると思います。シーズン序盤のように、ボールを持った時に浮足立つこともなくなって、今では自信を持ってプレーができています」との言葉からは、シーズン序盤と比べて自らの成長を実感し、充実した日々を送っていることがうかがえた。
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