
トッテナム・ホットスパー所属の日本代表DF高井幸大は、怪我により再び戦線離脱。10月23日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を欠場し、MF南野拓実との日本人対決が実現しなかったが、現地では移籍の可能性が取りざたされている模様。川崎フロンターレに10億円規模の移籍金を支払ったトッテナムの決断にも注目が集まっているという。
高井はトッテナム移籍直後から負傷離脱。8月下旬にボールを使った屋外でのトレーニングを再開し、9月下旬に全体トレーニングに合流したことにより、新天地でのデビューが期待されていたが、トーマス・フランク監督はモナコ戦前に同選手の再離脱を明かしている。
依然として足底腱膜に問題を抱えている可能性がある高井だが、英メディア『トッテナム・ニュース』は10月はじめの時点で2025/26シーズン途中に他クラブへレンタル移籍する可能性を報道。今回の再離脱を受けて、現地では日本人センターバックの放出論が盛んになっているほか、プレミアリーグのプレー強度に対応できない可能性が指摘されているという。
トッテナムは高井の獲得で、川崎に移籍金500万ポンド(約10億円)を支払ったとみられるが、この金額には韓国『マイデイリー』が反応。「Jリーグから海外クラブへの移籍で日本人選手歴代最高額だ。しかし、怪我の影響で公式戦に出場していない。彼に対する日本での期待の声は誤っている。10億円は高すぎる」と批判している。
トッテナムは高井を将来的な戦力として期待している一方、現時点では公式戦での出場がないため、クラブもファンも評価に慎重にならざるを得ない。また、プレミアリーグに通用するか不透明な点も、同選手のキャリアにも大きな影響を与える。
こうした背景を踏まえると、高井のコンディション回復度が移籍金の妥当性や評価の行方を左右する重要な要素であると言える。今後の動向に注目が集まる中、プレミアリーグへの適応力が成否を決定づけるだろう。
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