
フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、10月19日に行われたオランダ1部リーグ戦でハットトリックを達成。周囲の批判を吹き飛ばし、絶対的ストライカ-としての地位を確立している中、本人はチームメイトであるDF渡辺剛との関係性について語った。
上田はハットトリック達成後、米メディア『ESPN』のインタビューに対応。その際、ハットトリック達成など好調の要因に渡辺との関係性を挙げると、「僕たちは本当に楽しくやっています。渡邉は僕より2歳年上で、日本ではそれが上下関係において大きな差になります」と前置きした上で、こう説明している。
「彼は僕のことを非常によく気にかけてくれています。ここ(オランダ)で一緒に暮らしているからそれが可能なんです。彼は優しい“お兄さん”のようです。外食するときは、彼が奢ってくれます。食事代だけでなく、駐車代もです。彼が僕のことをよく見てくれている。それが僕の人生にとって大きな違いを生んでいます」
上田は2024/25シーズン途中までベンチ要員だったものの、ロビン・ファン・ペルシ氏が監督に就任した2025年2月以降はスタメン出場の機会が増加。クラブが2025年夏にKAAヘントから渡辺を獲得すると、同選手とのホットラインからチャンスを得るなど、今季はここまでリーグ戦9試合の出場で11ゴールを挙げている。
好調な出だしでありながらも、現地メディアから「上田に対する疑念は払拭されていない」「フェイエノールトではまだレギュラーとは言えない」などと疑問の目が向けられていた上田。かつてマンチェスター・ユナイテッドでMF香川真司(現セレッソ大阪)とチームメイトだったファン・ペルシ氏の指導が同選手のパフォーマンスに一定の影響を与えているとみられるが、渡辺の存在も大きいことは確かだ。
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