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ジュビロ磐田出身・後藤啓介が激白!「責めるつもりない」アンデルレヒトに不満発言も…

後藤啓介 写真:Getty Images

 ジュビロ磐田出身のFW後藤啓介はこの夏、アンデルレヒトからシント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍。アンデルレヒトでの冷遇を明かしたことで話題を呼んでいたが、本人は改めてSTVV移籍の経緯を説明している。

 ベルギー『Voetbal』は10月16日、後藤のSTVV移籍を特集。これによると、本人はアンデルレヒトの指揮官から「今季いっぱい残留してほしい」という要請があったことを明かした上で、こう語ったという。

 「正直なところ、すぐに出場機会が訪れるとは感じられませんでした。確かに良いトレーニング期間を過ごし、(ポジション争いの相手である)バスケスと競えると自信も持っていましたが、現実的な見通しに不安がありました」

 「(アンデルレヒト退団について)誰かを責めるつもりはありません。ただ、どうしても出場機会がほしかったんです。その意向をくんでくれたアンデルレヒトには感謝しています。そのアンデルレヒトで再びチャンスを掴む実力があると証明したいです。ゴールを積み重ねるしかないですね」

 今季ここまでベルギー1部リーグ戦8試合に出場し、3ゴールを挙げるなど、好調を維持している後藤だが、8月中旬にはベルギー紙『HBVL』のインタビューでこう語っていた。

 「フランスとドイツのクラブから完全移籍によるオファーが届いていました。アンデルレヒトは期限付き移籍での放出しか認めなかったですね。ベルギーの他のクラブからもオファーがありましたが、STVVへ行くと決めていました。STVVならば理想的な環境でプレーできますし、多くのチームメイトと日本語で話せるので、すごく楽です。ストレスは全く感じないですね」

 なお、後藤は2024/25シーズン前半戦にベルギー2部リーグ全13試合スタメン出場で5ゴール1アシストと結果を残すと、シーズン後半戦からアンデルレヒトのトップチームに帯同。しかし、トップチームでは公式戦6試合の出場にとどまるなど、プレータイムを確保できず。本人は「アンデルレヒトでは、控え組でもないメンバーは練習させてもらえない」と不満を漏らしていた。