
日本代表は10月10日に行われたキリンチャレンジカップ2025のパラグアイ戦で2-2と引き分け。FW上田綺世(フェイエノールト)の劇的ゴールで引き分けに持ち込んだが、森保一監督の問題点や上田やFW小川航基(NECナイメヘン)をはじめとする攻撃陣の課題を一部海外メディアが指摘している。
日本サッカー界の情報に精通している海外メディア『Jリーグインサイダー』は試合後、パラグアイ戦から見えた問題点を整理。MF遠藤航(リバプール)、DF冨安健洋(無所属)ら負傷者が多いだけに「日本は怪我人による影響が大きい」と前置きしつつも、以下のように斬り込んでいる。
「それでもチームは、十分な評価を受けていないことを考えれば、むしろ期待以上の結果を出しているとも言える。ただ、その評価の浅さが、過大評価を生む原因になっている」
「森保監督が理解すべきなのは、アジアの中堅国以外、つまりアジア以外では、守備組織がしっかりしたチームが数多く存在するということだ。そうした相手は、日本に対して守備を固めてくる。だからこそ森保監督は、単調で予測可能な展開にならないような戦術プランを用意する必要があり、その点が足りないことがパラグアイ戦で分かった」
「パラグアイ戦の問題は、攻撃陣が作られたチャンスを決めきれない部分にある。町野修斗、小川、上田でさえ、明らかな決定機を逃す場面を何度見たことか。そこは改善が必要だ。しかし、全てのカテゴリー(代表・クラブ・年代別)で同じ問題が見られる以上、どう改善すれば良いのかが難しい」
「ただ、上田のパフォーマンスがロビン・ファンペルシー監督の指導の下で向上したことを見れば、それが解決の糸口かもしれません。はっきりしているのは、単なる不運ではないということだ。危機と呼べるかどうかは分からないが、今後数か月に向けて注意すべきポイントであることは確かだ」
パラグアイ戦で浮き彫りになった課題は、単なる一試合の反省点ではなく、日本サッカー全体に横たわる構造的な問題を示している。森保監督には、個々の選手の調子や相性に頼るだけでなく、守備的な相手を崩すための明確な戦術的オプションを構築することが求められる。
また、攻撃陣には一瞬の判断力と冷静さを磨き、チャンスを確実にゴールへとつなげる力が必要だ。上田のように所属クラブで成長を続ける選手が増えたら、解決の兆しも見えそうだ。
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