プレミアリーグ リバプール

「世界中を探しても思いつかない」「問題を抱えている」サラーが恋しく思う?

トレント・アレクサンダー=アーノルド 写真:Getty Images

 プレミアリーグのリバプールは、今2025/26シーズンの序盤から苦戦を強いられている。10月5日のチェルシー戦で1-2の敗戦を喫し、公式戦3連敗となるなど、チーム全体のバランスに不安が見られる。アルネ・スロット監督の下で再構築を進める中、リバプールが直面している課題が改めて浮き彫りになった。

 UKメディア『Liverpool Echo』によれば、元イングランド代表FWゲーリー・リネカー氏(1994年引退)がポッドキャスト番組『The Rest is Football』で、今シーズンのリバプールがかつての主力DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(レアル・マドリード)を欠く影響について言及したという。リネカー氏は「創造性という点で、リバプールはトレントの不在を強く感じている」と述べ、右サイドからの攻撃面でアレクサンダー=アーノルドの影響力がいかに大きかったかを強調した。

 リネカー氏はさらに「トレントのように攻撃的に右サイドバックをこなせる選手は世界中を探しても思いつかない」と述べ、代わりの選手を見つけることの難しさを指摘した。

 リネカー氏はまた、「FWモハメド・サラーもトレントを恋しく思っているだろう」と語り、右サイドで築かれた両者の連携を失ったチームへの影響を指摘した。

 アレクサンダー=アーノルドは今2025年夏、長引いた移籍騒動の末にラ・リーガのレアル・マドリードへ完全移籍。契約満了を待たずに合意が成立し、2025FIFAクラブワールドカップへの出場を視野に退団した。リバプールはその後、ブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンからDFジェレミー・フリンポンを獲得し、DFコナー・ブラッドリーも引き続き起用されている。