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元横浜FMの岩田智輝が批判される「十分な働きをしていない」「外すべきだ」

岩田智輝 写真:Getty Images

 EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガム・シティでは、今2025年夏にプレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダラーズから期限付き移籍で加入したMFトミー・ドイルの起用を巡り、議論が高まっているようだ。

 UKメディア『Football League World』によると、バーミンガムは10月1日に行われたシェフィールド・ウェンズデー戦(2-2)でのパフォーマンスをきっかけに、地元メディアやファンから継続的なドイルの先発出場を求める声が出ていると伝えた。

 一方で、バーミンガムに所属する元横浜F・マリノス(2021-2023)のMF岩田智輝とMFペク・スンホに対しては「十分な働きをしていない」との厳しい指摘が寄せられていると同メディアが伝えた。両選手はクリス・デイビス監督就任後、中盤でコンビを組んできたが、バーミンガムのサポーターからは、ドイルを先発で起用すべきだと主張する意見が出ているようだ。

 ドイルはこれまでチャンピオンシップでの出場機会が限られており、唯一の先発は本来のポジションではないトップ下での起用だった。しかし23歳のドイルは、シェフィールドとの試合で本職の守備的MFを任されると落ち着いたパフォーマンスを披露。

 同メディアによると、サポーターのジェイソン氏は「シーズン序盤にドイルが出場しないことには理解を示していたが、与えられたチャンスで十分に質を示している。岩田とペクは良い出来ではなく、どちらかを外すべきだ」と強調。

 また、ドイルは過去にチャンピオンシップでの実績があり、ウルバーハンプトンでも一定の評価を得ていた。チームにとって試合のテンポをコントロールできる存在であり、ボールを素早く動かす能力は大きな武器となると同メディアは伝えている。

 チームが不安定なパフォーマンスを続けるなか、地元では、岩田またはペクをベンチに下げてドイルを中盤に据えることこそ、バーミンガムが順位を押し上げるために不可欠な次の一手だとする声が強まっているとも同メディアは伝えている。