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名古屋グランパス、長谷川健太監督の一部発言に批判が!鹿島戦で「ユンカーを…」

キャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

 名古屋グランパスは9月27日に行われた明治安田J1リーグ第32節で、J1首位の鹿島アントラーズに0-4と完敗。FWキャスパー・ユンカーが試合終盤に途中出場した一方、長谷川健太監督の一部コメントに批判の声が挙がっている。

 クラブ公式サイトによると、指揮官は試合後の会見で「鹿島との差」について問われると、「攻守における最後のところの厳しさは、『さすが首位を走るチームだな』」と」と切り出し、こう語ったという。

 「ここ数試合、失点が減ってきたなかで迎えた試合だったんですが、ミスを逃さないようなチームとの対戦になると、こういう結果になってしまうのかなと。ただ、最後の10分は『追加失点は仕方ない』という覚悟で何とか1点を取りにいこうと思い、キャスパー(ユンカー)を入れました」

 このコメントには、Jリーグの事情に精通しているジャーナリストのダニーロ氏が反論。同氏は「もしかすると、名古屋は84分になる前にユンカーを起用すべきだったのではないか?」と首を傾げると、「この長谷川監督のコメントは、試合内容と同じくらいひどいものだ。それに、彼がさらに失点を覚悟していたとは一体どういう意味なのか。これは本当に恥ずかしいことだ」と批判している。

 そのユンカーの起用法を巡っては、6月15日に行われたヴィッセル神戸戦でベンチスタートとなった際、スイスやフランスにルーツを持つジャーナリストのリオネル氏が「なぜユンカーにもっと出場機会が与えられないのか」「名古屋はユンカーをスタメンに入れた方が、(チーム全体の)パフォーマンスが上がると思う」などと指摘していた。

 ユンカーは2025シーズン開幕前のトレーニングでふくらはぎ肉離れという怪我を負うと、今季ここまでJ1リーグ戦で13試合の出場、スタメン出場はわずか5試合で1ゴール。直近では、8月10日の京都サンガ戦から23日の川崎フロンターレ戦まで3試合つづけてスタメン出場も、出場停止処分等により8月31日のFC東京戦から3試合つづけて出番なし。9月23日のアルビレックス新潟戦、そして鹿島戦と2試合つづけて後半途中からピッチに立っている。