
明治安田J1リーグ第32節のFC東京対横浜F・マリノスが、9月28日に開催。ホームのFC東京が2-3と敗れたが、その一方で一部FC東京サポーターのマナー違反が再び話題に。直近数試合で自由席の過剰な席取り行為が相次いでいるだけに、将来的な全席指定化の可能性も考えられる。
味の素スタジアム開催の一戦では、ゴール裏1層に自由席が設けられていたが、その自由席エリアでは白いビニール袋のようなものを置き、複数の座席を確保する行為が複数確認されたとのこと。複数の座席にまたがって置かれている様子がネット上で拡散され、ファン・サポーター等の間で異論が飛び交っている。
自由席エリアにおける過剰な席取り行為は、9月15日開催のJ1第29節・FC東京対東京ヴェルディ(東京ダービー)、9月23日開催の第31節・FC東京対アビスパ福岡でも確認。この時はFC東京の応援グッズが複数の座席にまたがって置かれていた。
FC東京は2019年11月に「観戦マナー(席取り)について」と題した声明を発表しているが、「過度な座席の確保や、さらには指定席のお客様による自由席の確保が発生しており、みなさまにはご迷惑をお掛けしている状況であります」とした上で、レジャーシートやタオルマフラーを使用した複数の席取りについて「1席分に縮小します」と対応策を明記している。
また、過剰な席取り行為は他クラブのホームゲームでも話題に。ジェフユナイテッド千葉は2025年8月、クラブ公式サイトを通じて「故意的な座席の確保は禁止」とアナウンス。「ルールが守られない際は、スタジアムからご退場いただく場合がございます。また、大量の席取りが確認された場合(事後含む)は、観戦ルール違反として今後の入場禁止措置を取らせていただく場合がございます」などとしている。
スタジアムはすべての観客が快適に試合を楽しむ場である以上、ルールを守らない一部観客による行為がスタジアム全体の観戦環境を損なうことは避けなければならない。公平な観戦環境を守るためにも、一部サポーターに対して改善する姿勢が今まさに求められているが、過剰な席取り行為が繰り返される場合、全席指定化は避けられない。
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