
プレミアリーグのアーセナルは、9月22日に今2025/26シーズン初のマンチェスター・シティとの直接対決に臨み1-1で引き分けた。エミレーツ・スタジアムで行われた試合は拮抗した展開となり、前半から両チームが主導権をめぐってせめぎ合う場面が続いた。
UKメディア『The Standard』によると、アーセナルのミケル・アルテタ監督は試合後、前半の入りについて「非常に良くスタートし、完全に主導権を握っていた」と語り、立ち上がりの出来に手応えを示した。
その一方で、前半の45分間でアーセナルに打撃となる出来事が起こった。今2025年夏に加入したFWノニ・マドゥエケがプレー中に問題を抱え、後半からはFWブカヨ・サカと交代。同メディアによると、アルテタ監督は「試合のごく早い段階で問題を抱え、続行できる状態ではなかった」とコメントし、負傷による交代だったことを明らかにした。チームにとって重要な攻撃の起点を担っていただけに、この離脱は大きな痛手となった。
さらにアーセナルは、この試合で主将のMFマルティン・ウーデゴールとDFピエロ・インカピエを欠いていた。アルテタ監督は試合前、「ウーデゴールはベンチ入りできる状態ではなく、ピエロも同様にメンバー外だった」と説明していた。
後半開始時には、FWサカに加えMFエベレチ・エゼも投入された。前半は攻撃面でほとんどチャンスを作れなかっただけに、采配の意図が問われる場面となった。
アルテタ監督は「我々がやろうとしていたことは非常に明確だった」と述べ、シティに先制を許して5分ほど不安定になったが、その後は再び主導権を握り返したと試合内容を振り返った。そして「後半はそれを継続しつつ、1人、さらに2~3人と異なる選手を加えただけだ」と語り、選手交代を通じて試合運びを修正した姿勢を示したと同メディアは伝えた。
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