プレミアリーグ アーセナル

アーセナルのアルテタ監督が珍しい采配、グアルディオラ監督が稀な戦術変更

ミケル・アルテタ監督 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルとマンチェスター・シティの試合が9月22日に行われ1-1の引き分けに終わった。この試合前半にシティのFWアーリング・ハーランドに先制ゴールを決めたが、後半アディショナルタイムにアーセナルのFWガブリエウ・マルティネッリがゴールを決め、土壇場で勝ち点1を獲得した。しかし、順位争いでは首位リバプールに差を広げられ、勝ち点差は5となっている。

 この試合では、アーセナルのミケル・アルテタ監督が珍しい采配を見せ、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も稀に見る戦術変更を強いられた。アルテタ監督は前半終了時に2人を同時交代させたが、これは極めて異例の判断だった。アーセナルの中盤にはMFデクラン・ライスとMFミケル・メリノをインサイドハーフとして配置したが、創造性を欠く内容となり、前半は苦しい展開となった。後半はMFエベレチ・エゼが流れを変え、終盤のゴールを生み出す起点となった。

 マルティネッリは今2025/26シーズンの開幕時には自信を欠いていたが、好調を取り戻したのかもしれない。17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグでのアスレティック・ビルバオ(スペイン1部)戦(2-0)で先制点を挙げた後、このシティ戦でも途中出場から結果を残した。エゼが自陣深くから供給したロングボールに抜け出し、GKジャンルイジ・ドンナルンマをかわして同点ゴールを奪った。エミレーツ・スタジアムは歓喜に包まれ、チームメイトから祝福を受けた。左サイドは層が厚いが、マルティネッリの決定力とスピードは依然として大きな武器であることを示した。

 一方のシティは、グアルディオラ監督の下で異例の戦い方を見せた。ポゼッション率は32.8%にとどまり、後半にはハーランドをFWニコ・ゴンサレスと交代させ、MFフィル・フォーデンをDFナタン・アケと代える采配を行った。シティはボール保持よりも守備を重視し、アーセナルの圧力を受け止める形を選択した。過去にアーセナルを圧倒してきた姿は見られず、この試合では信条を曲げる形となった。