
効果的だった前線のハードワーク
柴田監督下での試合では、前線の選手たちのハードワークが相手ディフェンスのビルドアップミスを巧みに誘発する場面が目立つ。
特に、3-4-2-1のシャドーに入るFW長谷川のハードプレスは、チームの守備のスイッチ役となっていた。キックオフ直後から相手ボール保持者に激しいプレスを仕掛け、最終的に札幌ボールに繋げるシーンが数多くあった。さらに、今夏にシャペコエンセ(ブラジル)から完全移籍で加入したFWマリオ・セルジオも前線からのハードワークで献身性を発揮している。こうした前線選手の守備意識の高さは、ここ数年でも随一と言えるだろう。

両WBが鍵に
さらに、両WBの攻守における貢献度が非常に高くなっている。直近2試合で先発起用されている左WBのDFパク・ミンギュと右WBの白井、さらに途中出場で右WBに入ったMF近藤友喜がそれぞれ持ち前の走力を活かし、攻守の要として存在感を示している。
特に甲府戦では、怪我から復帰したDFパク・ミンギュのパフォーマンスが非常に良く、札幌の左サイドが活性化した印象だ。対人守備や運動量で守備に安定感をもたらしていることはもちろん、攻撃意識の高さが昨季より格段に上がっているよう見受けられる。クロス精度やゴールへ向かう姿勢、攻撃参加の抜群のタイミングで攻守に厚みをもたらしているほか、甲府戦では札幌移籍後初ゴールとなる決勝点をマークするなど、現体制において替えの利かない存在になっている。
また、直近は途中出場が続いている近藤も大宮戦ではドリブルから好機を演出するなどコンディションを上げている。さらに、5月のカターレ富山戦で左ひざ後十字靭帯断裂を負い離脱していたDF中村桐耶も全体練習に合流。柴田サッカーの鍵を握るWBのポジション争いは今後さらに激化することが予想され、チームにとっては大きなプラス材料となるだろう。
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