Jリーグ 浦和レッズ

クラブW杯&J1後半戦に向けて浦和レッズ夏の補強ポイントを徹底解説

浦和レッズ 写真:Getty Images

2025明治安田J1リーグは5月21日、未消化となっていた第13節の2試合が行われ浦和レッズは川崎フロンターレと対戦。先制しながら終盤に逆転ゴールを許し一度は敗戦濃厚となるも、後半アディショナルタイムにMF大久保智明のゴールで追いつき土壇場で勝ち点1を手にしている。

今季の浦和は、昨季途中より再び指揮を執るマチェイ・スコルジャ監督のもと冬に大型補強を実施。MFマテウス・サヴィオをはじめ国内外から選手を獲得し、戦力を整えてリーグ戦そして6月に開幕するFIFAクラブワールドカップ(CWC)に向けてスタートを切った。

リーグ序盤戦は開幕から4戦未勝利と勝ち点が伸び悩んだものの、第5節の初勝利以降は状況が好転。4月中旬からは5連勝を挙げて現時点で暫定4位につけている。そんな浦和だが、まだまだ先の長いリーグ戦そしてCWCに向けて補強が必要な個所も見えてきた。ここでは、6月も含め今夏の浦和の補強ポイントについて考察していく。


チアゴ・サンタナ 写真:Getty Images

補強ポイント1:1トップ

補強の最優先は1トップの位置ではないだろうか。今季開幕から第9節まではFWチアゴ・サンタナを配置していたがその後は欠場が続いている。その上で、控えには昨年横浜FCへ期限付き移籍し出場機会を多く得ていたFW髙橋利樹や今冬獲得したYBCルヴァンカップ昨季得点王であるFW長倉幹樹もいるなか、もともとサイドが主戦場のMF松尾佑介を置いてチームが安定してきているのが現状だ。

もちろん、背後への抜け出しの巧さや抜群のシュートセンスを誇る松尾を最前線で起用していること自体は問題ではないが「突破力を活かす」という面では主戦場であるサイドに置きたい面もある。その上で、新たに得点源となる選手の獲得が求められる。とりわけサイドに推進力のある選手が揃う浦和だからこそ、中央で仕事のできるタイプが要求されることは間違いない。

今年3月には一時トルコ代表のFWジェンク・トスンの加入も噂されたが結局叶わず、開幕後の戦力アップは現時点で行われていない。CWCはもちろん、まだまだ先の長いシーズンを戦い抜くためにはぜひとも得点の稼ぎ頭を加えて戦力を整えたいところだ。

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名前大島俊亮
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