
Jリーグとリーグワン、どちらがレベル高いのか?
ーJ1と英3部のリーグワンを比べると、どちらの方がレベルが高いのかというのは多くの日本のサッカーファンが気にしている部分だと思います。
岩田:Jリーグもリーグワンもそれぞれ長所短所はあります。日本の選手が海外に出てすぐに結果を出せるのも、Jリーグのレベルが高いからだと思います。リーグを比べることはできませんが、戦術やサッカー観という点ではJリーグの方が高い。でもフィジカル的なところでは圧倒的にこちらの方が高いです。単純にこちらのリーグが高いと言うより、それぞれの良さがあると思います。
ーチャンピオンシップなどを観ても、フィジカル的な強さはあるものの、足元のテクニックや「止めて蹴る」の技術はJリーグの選手の方が高いように見えます。
岩田:それはあると思います。特に日本はピッチの質が良い。こっちはピッチが整っている状態が当たり前ではないですし、環境の良さという違いは大きいと思います。リーグワンは試合数が多いですけど、全然疲れは感じませんね。逆に連戦の方が身体が慣れてきて良いです。今はサッカーができることが幸せなので、疲労感はありません。
ースコットランドリーグと比べるとレベルの違いはどうでしょうか?
岩田:全然レベル感は変わらないですね。スコットランドの方がレベルがちょっと高い…高いはないかな。一緒くらいだと思います。なのでセルティックというチームがそのリーグのなかで常に勝って当たり前かなと思います。やっぱり頭一つ抜けているので。
ー2024/25シーズンも終盤近くですが、いまリーグワンでプレーしている心境は?
岩田:選手である以上、プレーしないと価値を表現できないですし、ピッチの上でしか評価されないので。そのピッチの上にどれくらい立てるのかにこだわっていますし、そこに立つためにここに来た。そして今ここに立てているので良い感じだとは思います。チャンピオンシップも簡単ではないと思っていますし、大分の時のように2部リーグで2年間留まる可能性もある。ストレートで(プレミアまで)昇格するのが理想ですけど、チャンピオンシップに上がった時にどれだけ自分たちができるかというのも、今ここの試合から準備が始まっている。上を見て、自分たちがどうプレーできるかが大事だと思います。
JリーグのMVPでセルティックでもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でプレーしていた選手が、イングランドの3部リーグに参加するのは大変な勇気が必要だったのではないか。そんな風に思っていたが、岩田は自分の輝かしいキャリアを誇り、偉ぶる様子も全く見せない。彼の「自分自身で(結果)を決めることができる」という言葉は、サッカーに限らずあらゆる分野でも這い上がり、成功するうえで成功者が持っているメンタリティなのだと改めて思わされた。
現在リーグ単独首位を走っているバーミンガム。最大2つの未消化試合もあることを考えると、同チームの来季チャンピオンシップ昇格は非常に現実的と言えるだろう。そんな3部のチームが、ひょっとすると本当にプレミアリーグにスピード昇格を果たしてしまうのではないかと、岩田の力強い言葉はそう思わせてくれた。
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