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ガンバ大阪移籍へ「交渉中」ヒュメットの去就巡り新たな展開

ガンバ大阪 写真:Getty Images

 2月14日の明治安田J1リーグ開幕戦でセレッソ大阪と対戦するガンバ大阪。大阪ダービーまで1週間であるなか、ここにきて再びスウェーデン1部ユールゴーデンIFからトルコ人FWデニス・ヒュメットを獲得する可能性が再度浮上している。

 同選手の去就を巡っては、スウェーデン紙『エクプレッセン』が1月下旬にG大阪からの関心を報道。ユールゴーデンIFから移籍金110万ユーロ(約1億8000万円)のオファーを拒否されたものの、2500万スウェーデン・クローネ(約3億5000万円)まで増額して再度オファーを提示したとみられていた。

 またスウェーデンメディア『fotbolldirekt』は1月28日に「ユールゴーデンIFは2500万スウェーデン・クローネのオファーを受け入れる」と報道。ただユールゴーデンIFのスポーツディレクターを務めるボッセ・アンデション氏は、『Sport Bladet』等を通じて「彼を放出する必要は全くない」「我々が望むオファーはない」などと否定的なコメントを残していた。

 しかしスウェーデンメディア『Fotbollskanalen』が2月8日に伝えたところによると、アンデション氏は「(G大阪と)交渉中だ。そのことについては何も話せない。我々は彼を引き留めたいと思っているが、必ずしもそうなるとは限らない」と語るなど、移籍の可能性を認めた模様。選手本人は「今後について何も言えない。ここにいる限り、ユールゴーデンIFに集中している」と言及を避けたが、G大阪移籍に傾いているという。

 現在28歳のヒュメットは、身長189cmで右利きのセンターフォワード。スウェーデン1部強豪のマルメFFの下部組織出身であり、スウェーデン、フランス、トルコ国内でプレーしたほか、U21トルコ代表選出の実績を持っている。

 2024年2月にカルマルFFからユールゴーデンIFへ完全移籍すると、同シーズンのスウェーデン1部リーグ戦で14ゴールを挙げるなど、湘南ベルマーレ下部組織出身のDF小杉啓太とともに主力選手として活躍。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも、全12試合中11試合のスタメン出場で6ゴール2アシストと結果を残している。