Jリーグ

劇的ゴールで幕切れとなった試合10選【J2リーグ2024】

ベガルタ仙台 写真:Getty Images

第13節:ベガルタ仙台vsレノファ山口(2-1)

途中出場からPK獲得の大仕事

2連敗で第13節のレノファ山口戦を迎えたベガルタ仙台。この日も前半なかばの時間帯に先制点を許す展開となった。それでも、前半のアディショナルタイムにFW中島元彦のゴールで振り出しに戻し折り返した。だが、後半は決め手に欠き、互いに得点を挙げられないまま試合終了の笛を待つ時間帯へと突入。

そんなゲーム最終盤で仙台指揮官の采配が的中する。投入されたばかりのMF名願斗哉が左サイドから果敢な仕掛けでエリア内へ侵入して倒されPKを獲得。ベテランFW中山仁斗がこれを冷静に沈めて逆転に成功した。若手とベテランが限られた時間の中で起用に応え、チームに3試合ぶりの勝利をもたらした。


櫻川ソロモン 写真:Getty Images

第18節:横浜FCvs愛媛FC(2-1)

セットプレーで勝利を呼び込む

シーズン初の3連勝を目指す横浜FCは、第18節で愛媛FCをホームに迎えた。試合は序盤から横浜が攻勢に出て、セットプレーも含め決定機も作ったがゴールを割ることができずに時間が進む。すると前半終盤に入った時間帯には愛媛に先制点を奪われてしまう。

しかし、好調なチームは先行されても揺るがなかった。後半早い時間にMF山根永遠の強烈なミドルシュートで同点とすると、ゲーム終了間際には再三高さを活かしてチャンスに絡んでいたFW櫻川ソロモンがコーナーキックから頭で合わせて逆転ゴールをマーク。得意な形からの得点で連勝を伸ばすことに成功した。


鹿児島ユナイテッド 写真:Getty Images

第20節:鹿児島ユナイテッドvsモンテディオ山形(2-1)

久々の勝利を手にする逆転劇

8試合勝利がない鹿児島ユナイテッドは第20節でモンテディオ山形をホームに迎えた。序盤から山形にチャンスを作られる展開の中で、前半なかばにはミドルシュートで先制点を許す厳しいゲームとなった。後半に入ってからもゴールを脅かされる場面も複数あり、鹿児島は決定機をなかなか作れない状況が続いた。

しかし、交代選手が流れを大きく変える。ゲームも終盤に入った時間帯、途中出場のFW有田光希が同点ゴールを挙げるとアディショナルタイムにはセットプレーを同じく途中出場のDF井林章が頭に合わせて逆転ゴールをマーク。起用に応える働きを示した選手の活躍により、9試合ぶりの勝利を掴み取った。


大分トリニータ サポーター 写真:Getty Images

第23節:いわきFCvs大分トリニータ(0-1)

10試合ぶりの勝利

9試合未勝利かつ4試合ノーゴールと苦しむ中、第23節でいわきFC戦に臨んだ大分トリニータ。ゲーム序盤から積極的に得点に狙う姿勢を見せたがゴールを割ることができず、後半に入ってからは反対にいわきの攻撃を受ける時間も増えあわや失点という場面も多くあった。

だが、ゲーム最終盤耐え続けた大分にチャンスが巡ってくる。途中出場のMF保田堅心が中央で起点となりボールを右に展開。そこからのクロスをFW鮎川峻が折り返し最後はFWキム・ヒョンウが押し込み先制に成功。土壇場で相手守備陣を翻弄するような見事な崩しを披露して、実に10試合ぶりとなる勝利を掴み取った。

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名前大島俊亮
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