2024年度のインターハイ(全国高校総体)で埼玉県勢51年ぶりとなる全国制覇を成し遂げた昌平高校の10番でU-17日本代表のMF山口豪太が、高卒でJリーグ入りする可能性があるようだ。
関係者によると、山口にはJリーグの複数クラブが獲得に興味を示しているという。高校1年生時には、J1のFC東京へ練習参加もしているが、同クラブには昌平高のOBであるMF荒井悠汰(2024シーズンはカターレ富山に育成型期限付き移籍)が在籍。また、山口と繋がりのあるサッカーエージェントは彼が高校1年生の時点で「既に海外でも通用するレベルにある。本当にすごい選手」と高く評価しているとのこと。
山口は埼玉県富士見市出身で、小学生年代は地元の強豪クラブ勝瀬ふじみ野SCでプレー。中学生時代には昌平高の下部組織にあたるFC LAVIDAに在籍し、3年時の高円宮杯JFA第33回全日本U-15サッカー選手権では準優勝に大きく貢献した。決勝戦ではサガン鳥栖U-15に1-4で敗れたものの、71分にペナルティエリア右から左足でサイドネットに突き刺す芸術的ゴールを決め、この大会がその名を全国に轟かせるきっかけとなっている。
昌平高進学後は、1年生ながら第101回全国高校サッカー選手権大会に出場。ベスト8の成績を残している。今年度はインターハイで優勝し、山口は中心選手としてプレーしたが、選手権大会は埼玉県予選ベスト8で聖望学園高校に3-4で敗れている。
また、現在高校2年生の山口は4人兄姉のようだ。長兄であるMF山口大輝は現在いわきFCでプレーしている現役Jリーガーで、2番目の兄であるFW山口賢人も長兄と同じ西武台高校から流通経済大学へ進み、NAGAREYAMA F.C.(千葉県1部リーグ)でサッカーを続けている。地元の埼玉では、2人の兄も含め有名な存在だという。
高校最後の年を迎える来2025年、山口の1年生時以来となる全国高校サッカー選手権大会出場はあるか。そして高卒でJリーグ内定はあるのか。注目していきたい。
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