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2024/25シーズン序盤で期待を裏切った欧州7選手

カルロス・ソレール(左)キリアン・エムバペ(中)イルカイ・ギュンドアン(右)写真:Getty Images

2024年夏の移籍市場でセリエAのユべントス、ラ・リーガのレアル・マドリード、プレミアリーグのマンチェスター・シティに加入した選手たちが、2024/25シーズンも折り返し地点を迎える今、期待を大きく裏切る結果に終わりつつある。

毎年のように移籍市場では巨額の資金が動き、多くの契約が成立している。しかし、理想的に見えた契約であっても、現実には期待外れに終わる場合もある。それは今夏も例外ではなく、一部のクラブは痛い目にあったようだ。

夏には“成功”と見られた移籍のうち、12月16日時点では期待を裏切る結果に終わっている欧州リーグの7選手を紹介しよう。年末から調子を上げ、新年には評価を覆すことを期待したい。


イルカイ・ギュンドアン 写真:Getty Images

イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)

マンチェスター・シティが一度手放した選手を再び獲得することは珍しいが、2016年から2023年まで在籍したドイツ人MFイルカイ・ギュンドアンは、スペインのバルセロナへ移籍してからわずか1シーズン後にシティに復帰した。無償での獲得は「掘り出し物」のように思えたが、たった1年で彼がどこまで衰えたのだろうか?残念ながらその答えは「かなり」である。

シティに復帰して以来、ギュンドアンは以前のような優雅さを失い、動きが重くなった印象がある。MFロドリ不在の中盤を補う役割が影響しているのかもしれないが、ロドリの状況に関係なく、そのパフォーマンスは期待外れだ。シティ全体の不調も相まって、この契約は、時を経るほどに失敗だったように見える。


ドウグラス・ルイス 写真:Getty Images

ドウグラス・ルイス(ユベントス)

2023/24シーズンのアストン・ビラでMFドウグラス・ルイスは間違いなくワールドクラスのミッドフィールダーとして活躍しており、ユべントスへの移籍は理にかなった選択と考えられていた。しかし、ユベントスでのスタートは予想外に鈍く、移籍前では考えられなかった結果となっている。

26歳のルイスは、チアゴ・モッタ監督の下での適応に苦戦しており、これまで全大会での出場時間はわずか342分にとどまっている。小さな怪我による影響もあり、十分なフィットネスを維持できず、セリエAでの先発出場もわずか2試合に過ぎない。この期待の大きかった移籍が失敗とみなされる前に、状況が好転することを願うばかりだ。


キリアン・エムバペ 写真:Getty Images

キリアン・エムバペ(レアル・マドリード)

フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)からようやくレアル・マドリードへの移籍を果たしたFWキリアン・エムバペだが、ここまでのところ期待外れといわざるを得ない。

移籍後初の公式戦となったUEFAスーパーカップのアタランタ戦(2-0)でゴールを決めたものの、新天地で存在感を発揮するまでには大いに苦戦した。12月16日時点では全大会で12ゴール、そのうち9ゴールがラ・リーガでのものだが、ゴールは断続的であり、ペナルティを外したり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の重要な試合では影が薄い状態が続いている。

それでも、12月11日に行われたCLアタランタ戦(3-2)で勝利を決定づけたゴールは、復調の兆しを感じさせた。彼の能力に疑いの余地はないが、そのスター性や移籍時の期待を考えると、現時点では失敗と評価されても致し方ないのかもしれない。


ジョアン・パリーニャ 写真:Getty Images

ジョアン・パリーニャ(バイエルン・ミュンヘン)

フラムにいたMFジョアン・パリーニャの獲得交渉は長引き少々混乱も見られたが、バイエルン・ミュンヘンは2023年夏の破談を経て、2024年夏に1年越しに獲得に成功。移籍金4,740万ポンド(約93億8,595万円)で加入し、チームに安定感をもたらすことが期待されていたが、ヴァンサン・コンパニ監督の下で適応に苦しんでいる。

前出のドウグラス・ルイスと同様に、出場時間の減少や怪我の影響でバイエルンでのスタートは順調とはいえず、チームへ貢献するのに苦戦しているように映る。ルイスが26歳なのに対し、パリーニャは29歳であり、クラブが忍耐強く待てる時間はより少ないと予想されている。

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名前:Mount

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欧州某国在住、ライター、編集者

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