Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

J2降格・札幌スポンサーが不適切投稿。日ハムファンがコンサ幹部批判の過去も

大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム) 写真:Getty Images

 J2降格により、主力選手だったMF菅大輝(サンフレッチェ広島へ移籍)とMF駒井善成への契約満了を通達した北海道コンサドーレ札幌。MF浅野雄也、DF岡村大八と一部選手に退団の可能性が報じられるなか、同クラブのスポンサー(クラブパートナー)である『北海道電力』が公式SNSアカウントでの不適切投稿により謝罪している。

 同社の公式Xアカウント「ほくでん広報【公式】」は12月19日、「コンサドーレ関連の取材対応のため、パートナーになってからの3か月間を振り返りました」として、クラブ公式マスコット「ドーレくん」などがデザインされたアクリルキーホルダー、3色ボールペンのプレゼント企画を実施。

 X上で応募者のひとりとやり取りするなか、「ホントですね!!日ハムとコンサドーレのファンの熱量を比べたら、やっぱコンサドーレの方が熱いんですかね?」と、本拠地を札幌ドームからエスコンフィールド北海道へ移転した北海道日本ハムファイターズのファンに言及している。

 ただ、この投稿には「公式アカウントでこの投稿はダメ」「どっちも熱いで良いのでは…?」「相手を傷つけたり、喧嘩を売るような行為は良くない」「日ハムファンvsコンサドーレサポーターに燃料投下している」といった指摘が。やり取りをしていた応募者も「は?なぜ比べる?日ハムファンも熱いけど」と疑問を投げかけている。

 こうした反応を受けて、同社は25日、公式Xアカウントにて「配慮に欠ける投稿により不愉快な思いをさせてしまった方々に心からお詫び申し上げます。また、それに気づき、お詫びが遅くなりましたことにつきましても重ねてお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」と謝罪している。

 ファイターズとコンサドーレに関するSNS投稿では、2023年4月に相澤陽介氏(株式会社コンサドーレ取締役)によるC大阪のスポンサー『日本ハム株式会社』を意識した投稿が炎上したことでも話題になった。

 同氏はセレッソ大阪戦の試合中に「セレッソに負けるわけにはいかない。日本ハムのロゴが入ったユニに負けるわけにはいかない。シンハービールを呑むわけにはいかない。とりあえず負けるわけにはいかないんだよ」と投稿。これにファイターズファン等からの批判コメントが寄せられると、コンサドーレサポーターが反発。批判の応酬が繰り広げられるなか、同氏は試合後に「今エスコン含め日本ハムは日本中の話題です。北海道の話題を作り、素晴らしいです。僕は埼玉県所沢市西武球場前駅出身なんで野球をずっと見てきました。野球を悪く言う意味はないです。日本ハムがサッカーにいるなら負けられないから。負けられないからがんばらないと」「日ハムのロゴ=野球だし セレッソの背中=日ハム 過去散々やり合ったセレッソだし。野球を攻撃なんかしてないし、野球くわしいよ。だれも攻撃なんかしないよ。おちついて!」と、両チームのファン・サポーターに自制を求めていた。