クロアチア1部ディナモ・ザグレブ所属DF荻原拓也が、2025年1月をもって期限付き移籍期間満了により退団する見込み。KVコルトレイクから浦和レッズへの移籍が取りざたされているMF金子拓郎と、再びチームメイトになるという。
現在25歳の荻原は、浦和からアルビレックス新潟、京都サンガへの期限付き移籍を経て、2024年1月にディナモへ。加入1年目の2023/24シーズンは足首の怪我に悩まされ、リーグ戦で6試合の出場にとどまった。
そして2024/25シーズンも、リーグ戦でのスタメン出場がわずか3試合。9月17日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)バイエルン・ミュンヘン戦でゴールを決めたとはいえ、控え要員に甘んじているほか、12月3日のトレーニングで負傷。足首の靭帯を痛めた可能性が報じられているほか、12月中の復帰はほぼ不可能とみられている。
期限付き移籍期間が2025年1月20日までである荻原の去就について、クロアチアメディア『Index』は12月5日の時点で「ディナモが55万ユーロ(約8700万円)の買い取りオプションを行使することはない」と報道。退団が既定路線だというが、2023/24シーズンに同クラブでプレーしていた金子の去就にも注目。
12月17日に「ディナモの日本人選手がまた一緒にプレーすることになる」として、「金子の浦和移籍が実現しつつある。これが実現すれば、浦和で再び荻原とチームメイトになるはず。荻原は2025年1月に浦和へ復帰する予定だ」と伝えている。
なお金子は2023年夏に北海道コンサドーレ札幌からディナモへ期限付き移籍。クロアチア1部リーグで1ゴール5アシストと結果を残したが、買い取りオプションの金額を巡りクラブ間交渉が決裂。結局1年でディナモを退団し、札幌からコルトレイクへ完全移籍している。
『Index』はこの幻の完全移籍移行について、「契約に110万ユーロ(約1億8000万円)の買い取りオプションが盛り込まれていたが、ディナモが提示したのはわずか60万ユーロ(約9800万円)だった」と伝えている。
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