ユアテックスタジアム仙台では、12月14日にベガルタ仙台、サガン鳥栖OBである梁勇基氏(現仙台クラブコーディネーター)の引退試合が開催。2024シーズン限りで現役を退いた遠藤康氏や蜂須賀孝治氏など、豪華メンバーが集うが、試合2日前に仙台サポーター団体の関係者から厳しい声が挙がっている。
サポーター団体の関係者は12日夜にXを更新。「急にフロントに丸投げされました。試合明後日です。多方面にリスペクトが無さすぎます」と苦言を呈すると、「丸投げはひどすぎる」「頑張っている社員さんもいるけど、フロントのトップがアレなのはどうにかしてほしい」「サポーターは便利屋じゃない」などと、関係者に賛同する意見が寄せられている。
特設サイトが開設されているほか、古巣仙台の公式サイトでもチケット情報などが案内されている梁勇基氏の引退試合。仙台のユニフォームの背中スポンサーである『株式会社やまや』をはじめ20社以上の支援もあり、開催が実現したほか、引退試合の特別ユニフォームも一部種類が完売。チケットにまだ余裕があるとはいえ、ファン・サポーターの関心が高まっている。
一方、仙台サポーターの問題行為といえば、2023年6月11日にユアテックスタジアム仙台で開催されたジュビロ磐田戦が記憶に新しい。この一戦では、磐田所属FW後藤啓介(現アンデルレヒト)の振る舞いに抗議するため、一部のサポーターが立ち入り制限エリアに侵入し、チームバスを取り囲むなど危険行為に。クラブが22名に無期限入場禁止処分を科すと、一部サポーター団体はクラブの処分に反発する形で、一時公式戦での応援歌使用を停止。ただ、梁勇基氏の引退試合に関して苦言を呈した関係者と、当該サポーター団体の関連性は不明だ。
なお梁勇基氏は、2004年から15シーズン以上にわたり仙台でプレー。2019年12月に契約満了で一度仙台を離れたが、サガン鳥栖で2年間プレーした後、2022年1月に復帰。2023年12月18日に現役引退を表明したが、仙台では公式戦通算616試合出場とクラブ歴代1位。通算ゴール数も82得点で1位だ。
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