ポーランド1部レギア・ワルシャワは11月30日までに、名古屋グランパスから期限付き移籍により加入している日本代表DF森下龍矢を買い取りオプション行使により完全獲得した模様。同選手には2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)やデンマーク1部方面からの関心も報じられている。
サガン鳥栖や名古屋在籍時は主にセンターバックやサイドバックでプレーしていた森下。2023年12月に名古屋からワルシャワへ1年間の期限付き移籍により加入すると、ワルシャワでは攻撃的MFとして活躍。今季ここまで公式戦25試合の出場で4ゴール8アシストをマークしている。
森下の去就を巡っては、ワルシャワが設定額50万ユーロ(約8200万円)の買い取りオプションについて11月までに決断を下す必要があると、ポーランド国内で報じられたほか、同クラブのヤツェク・ジェリンスキSD(スポーツディレクター)はポーランドメディア『Polsatu Sport』のインタビューで同選手の完全獲得を示唆。
一方、『Pilka Nozna』は11月18日に「ワルシャワへの完全移籍は実現しなくても、森下は落胆する必要がない。2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)やデンマーク1部など、欧州複数クラブが関心を寄せているが、ワルシャワの意向が最優先される」とし、2025年1月にステップアップ移籍する可能性もあわせて伝えていたが、11月30日になって「ワルシャワは森下の完全獲得を決断。両者は新たに3年契約を結ぶ」と報道。ひとまずワルシャワへの完全移籍移行で決着したという。
11月29日開催のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグで、オモニアから先制ゴールを奪うなど、欧州の舞台でも存在感を発揮している森下。すでに欧州複数クラブから注目されているだけに、今後ワルシャワが50万ユーロ以上の移籍金で売却する可能性も考えられる。
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