FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選における日本代表GK鈴木彩艶(パルマ)へのレーザーポインター照射、試合前にピッチの横幅を縮める行為などにより、日本のサッカーファンから批判を浴びている中国代表。その中国では、ケヴィン・マスカット(元横浜F・マリノス監督)率いる上海海港がリーグ戦・カップ戦で優勝したが、100試合以上で八百長や賭博が確認されただけに、リーグ消滅の可能性がささやかれている。
中国サッカー協会(CFA)は2024年9月、70名以上の選手や指導者が八百長や賭博に関与したと公式発表。新華社通信が報じたところによると、43人に永久追放処分、33人に5年間の活動停止処分が科されたという。
くわえて中国国内のリーグ戦では、男女問わず120試合で八百長や賭博が確認され、41クラブが関与。CFAは2024シーズン終了後に八百長に加担したクラブを処分することを明らかにしているが、24日時点で処分内容は明らかになっていない。
しかし同国内では、一部クラブの解散を予想する声が。CFAや関係機関の捜査次第で、リーグ廃止に追い込まれる可能性もあるという見方も広まるなど、中国サッカー崩壊の危機を恐れるファン・サポーターが多いという。
なおCFAは、山東泰山在籍時の2023年5月に贈収賄の容疑で公安当局に拘束された元韓国代表MFソン・ジュンホについて、八百長・賭博に関与していたとして永久追放。国際サッカー連盟(FIFA)に対して全世界でのサッカー活動禁止処分を科すよう求めると、韓国1部・水原FCは9月に同選手との契約を解除。選手本人が「公安からの脅迫を受けて、嘘の自白をするしかなかった」と中国当局からの圧力を主張も、事実上の引退に追い込まれた格好だ。
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