スコットランドの強豪セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧は、同クラブで「ナンバー9」として期待を背負いながらも、今2024/25シーズンは厳しい状況に直面している。
古橋はブレンダン・ロジャーズ監督の下でリーグ戦11試合中8試合に先発しながら、これまでに4ゴールを記録したのみで、12回の「ビッグチャンス」を逃している。この成績は、同クラブに1997年から2004年まで在籍したクラブ史上最も偉大なストライカーとされるヘンリク・ラーション氏(2009年引退)の高い基準がある中で、古橋が期待に応えきれていない現状を象徴している。
UKメディアの『FootballFancast』は、古橋の課題として、決定機での精度の欠如を指摘。ラーション氏がセルティックで達成した通算287試合220ゴール、リーグ戦186試合147ゴールという驚異的な記録が、同クラブの「ナンバー9」として比較される数字となっている。
ラーション氏はデビューした1997年こそ控えめな成績だったが、その後の4シーズンで毎年26ゴール以上を記録し、クラブの歴史に名を刻んだ。一方で古橋は、今シーズン序盤で与えられた得点機会を活かせず、安定した得点力を示すには至っていない。この「12回の決定機逸失」は、彼がクラブでさらなる進化を遂げる上で克服すべき明確な課題といえるだろう。
この背景を考えると、古橋がセルティックにとどまる場合には、ラーション氏のような長期的な活躍を目指せるかが重要なポイントとなりそうだ。日本代表としての活躍にも期待がかかる古橋には、ラーション氏が築いた偉大な足跡に近づくべく、一段と成長した姿が求められているのかもしれない。
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