日本代表・海外組 CL/EL

CLでPK失敗の上田綺世に対する相手GKの挑発的な言葉が解読される

上田綺世 写真:Getty Images

 オランダ1部フェイエノールトは現地時間10月2日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節でスペイン1部ジローナと対戦し、3-2で今2024/25大会初勝利をあげた。フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世も先発出場したが、前半に得たPKを失敗し、71分に途中交代した。

 上田はこのPKを決めていれば待望のCL初ゴールとなったが、右隅を狙ったボールはジローナGKパウロ・ガッサニーガにストップされた。このPKのきっかけとなったのはガッサニーガのビルドアップのミスからだった。その為か、PKをストップしたガッサニーガは、直後に上田に向かって挑発的な言葉を投げかけ、その発言が読唇術で解読されている。

 読唇術で解読されたその発言は「これでどうだ? お前は死んだ…」と報道された。ガッサニーガがこれをどういう意図で言ったのかは不明のままだが、非紳士的な行為としてカードを提示されても文句は言えないシーンであった。

 また、上田は後半開始早々の48分にも決定機を迎えていた。チームメイトのFWイブラヒム・オスマンが華麗な個人技でDFをかわしてペナルティエリア手前の上田に決定的なパスを通したが、上田はトラップが落ち着かず、相手選手にボールをさらわれ、PKに次ぐ絶好のチャンスを逃した。この試合の上田は何かボールが足元に落ち着かず、持ち前のポストプレーでのミスも散見された。

 上田はチームメイトで絶対的エースのFWサンティアゴ・ヒメネスが負傷し、現地9月28日に行われたリーグ戦対ナイメイヘン(1-1)に続く今季2試合目の先発入りだったが、チャンスを掴むどころかミスを連発し、第三FWとしての扱いに降格しそうな気配すら感じさせる後味の悪いプレー内容となった。