9月28日、2024明治安田J1リーグ第32節北海道コンサドーレVS京都サンガの試合が大和ハウスプレミストドームで行われ、ホームの札幌が2-0と京都を退けた。
J2降格圏からの脱出を狙うべく是が非でも勝利が欲しい19位札幌と、今後の戦績によっては1桁順位も見えてきている14位京都の一戦で、とりわけ際立っていた男がJ1デュエル勝利総数第2位の札幌DF岡村大八だった。
リーグ前半戦、一時最下位で札幌とは下位でのライバルだった京都だが、一足早く残留争いから脱却しようとしている。今夏の補強でブラジル1部のクルゼイロECから獲得したFWラファエル・エリアスが加入後8試合で9得点と活躍し、勝ち点17を一気に稼いでチームの中位浮上に貢献。そんな強力FWを封じ込めようと、この日の岡村は別格の働きを見せた。
互いに攻め込む展開が多く膠着状態が続いていたが、前半42分に獲得した右コーナーキックでこの男がひと仕事やってのける。岡村が左膝で合わせたシュートはゴールに吸い込まれ、札幌が先制に成功する。その後もエリアスをシュート0本に抑えこむなど、京都FW陣をシャットアウト。後半31分にはMF近藤友喜が追加点を挙げ、2-0で札幌が2試合ぶりの勝利を手にした。
岡村は試合後のインタビューで「この流れを継続して皆で一緒に連勝していきましょう」とすでに次の試合に向けて兜の緒を締めていた。
札幌は次節、10月5日に敵地パナソニックスタジアム吹田で5位のガンバ大阪と対戦する。
コメントランキング