ブライトン監督、三笘薫を「違いを生み出せる選手」と評価

　プレミアリーグ、ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンのファビアン・ヒュルツェラー監督は、同クラブに所属する日本代表MF三笘薫を「違いを生み出せる選手」として高く評価。負傷中のブラジル代表FWジョアン・ペドロの穴を埋めるべく、三笘を含む他の選手たちに対する期待を高めている。

　ペドロは、9月4日に行われたFIFAワールドカップ南米予選のパラグアイ戦（0-1で敗戦）中に負傷。14日に行われたプレミアリーグのイプスウィッチ・タウン戦を欠場した。チームは0-0の引き分けに終わったが、ヒュルツェラー監督はペドロ不在でもチーム全体で攻撃力を維持できるとの自信を示した。

　同試合後の記者会見で監督は「我々には三笘やFWサイモン・アディングラ、FWヤンクバ・ミンテ、FWダニー・ウェルベックといった選手がいる。彼ら全員が違いを生み出せる力を持っている」と発言し、攻撃陣の層の厚さを強調。

　18日には、カラバオカップでウルヴァーハンプトン・ワンダラーズを相手に3-2の勝利を収め、若手選手や新加入選手の活躍も目立っている。特にMFカルロス・バレバとMFフェルディ・カディオグルのクラブ初ゴールは、チームの攻撃力にさらなる自信を与えた。

　この勝利を通じてヒュルツェラー監督は「特定の選手に頼るのではなく、全員でゴールを奪う力を高める必要がある」と語り、チーム全体の力で結果を出すことの重要性を強調している。

　ブライトンは今後、三笘を含む攻撃陣の連携がどれだけ結果に繋がるかが注目されており、特定の選手に依存せずチーム全体でゴールを目指す姿勢が求められる。ペドロ不在の中でもチームの攻撃力が維持されるかが、次節以降の鍵となりそうだ。