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鎌田大地が激白「ラツィオの方が全然良かった」パレス移籍で…

鎌田大地 写真:Getty Images

 日本代表MF鎌田大地は、2024年夏にセリエAのラツィオを退団し、プレミアリーグのクリスタル・パレスへフリー移籍。アイントラハト・フランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督と再会を果たしたが、交渉の裏側を明かしている。

 同選手は2023年夏にフランクフルトを退団し、ラツィオと契約期間延長オプション付きの1年契約を締結。マウリツィオ・サッリからイゴール・トゥドールへの監督交代後、コンスタントにスタメン出場すると、5月にはラツィオとの契約延長合意が報じられていたが、一転して破談に終わっている。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』の公式YouTubeチャンネルでは、鎌田とMF稲本潤一(南葛SC)による対談番組が9月6日に公開。日本代表のレジェンドからパレス移籍の経緯を訊かれると、以下のように語っている。

 「実際に(契約期間延長の)オプションを行使しようとしていた。僕自身はトゥドール監督とずっとやり取りをしていて、ラツィオに残るという話もした。それこそ、パレスのグラスナー監督には『ずっと誘ってくれていたけど、ラツィオに残ることになった。ごめん』とメッセージを送った。もう1年契約延長で話は進んでいたけど、結局パレスに行くことになった」

 「(僕とラツィオがやり取りしている間も)パレスは待ってくれていた。強化部長は、僕が来るとは多分思っていないかった。提示額も全然違う。年俸はラツィオの方が全然良かった。グラスナー監督がいるから、パレス移籍もアリかなと思っていたけど、『給料が半分になってまで移籍するのは…』とは考えていた。ただ移籍すると決めた後は、契約の部分も変わった」

 ラツィオ退団決定前まで、パレスからの提示額が低かったことを明かした鎌田。以前、DAZN制作番組の「内田篤人のフットボール・タイム」でも移籍交渉の裏側を語っていただけに、同選手のコメント内容が反響を呼んでいる。