町田ゼルビアは8月31日開催の明治安田J1リーグ第29節・浦和レッズ戦で2-2と引き分けて、J1首位の座をサンフレッチェ広島に明け渡した。この試合では、ロングスロー用のタオルを巡る攻防でも話題になったが、黒田剛監督のコメントにも賛否含めて様々な意見が相次いでいる。
町田は前半に先制点を許すと、49分にFWオ・セフンのゴールで同点に追いつくも、87分に勝ち越しゴールを献上。後半アディショナルタイムの90+3分には、カウンターからMF松尾佑介にゴールネットを揺らされたが、直前にFW二田理央がMF下田北斗を引っ張り倒したとして、町田のフリーキックで試合再開。90+8分にFWエリキのゴールで追いつき、かろうじて勝ち点1を掴んだ。
一部報道によると、黒田監督は「PKをもらえるようなシーンがあった」「なぜPKをもらえなかったのか問いたい」「浦和レッズの選手たちも含めて、あれはPKだと言っていたくらい」などと、審判批判を展開。90+6分にFW藤本一輝がペナルティエリアで倒されたものの、PKと判定されなかったことに不満を抱いている可能性があるという。
こうした町田指揮官の発言に対して、ネット上では「命をかけて試合をしてるのは選手やチームだけではなく、審判も同様であることをもっとわかった上で発言をしてほしい」「すぐ審判を批判し、自らのチームがやっていることには問題ないと思っていることが気に入らない」「もう少し紳士的に振る舞えば、違った結果になっていたのでは?」「今まで町田のプレーは相手だけでなく、審判も騙していたし、騙そうとしない方を立てるジャッジを審判が下すこともある」といった否定的な意見が湧き起こっている。
ただ一方で「他クラブの監督でも、同じように審判を批判していると思う」「町田だけ特別に批判されるようなことではない」と、黒田監督への批判に対する疑問の声も。一部のファン・サポーターは「試合後にあれこれ言いたい気持ちも十分わかる」と指揮官を思いやっている。
ロングスローにおけるタオルの使用、パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太によるPK直前の水かけ行為などを巡り、度々議論の対象となっていた町田。指揮官の発言を巡り、再びファン・サポーターの間で論争が繰り広げられている。
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