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MF佐野海舟が鹿島アントラーズからマインツへ完全移籍するなど、Jリーガーの海外挑戦が相次ぐなか、いわてグルージャ盛岡所属の元日本代表DF西大伍はJリーグのレベルに言及。「J1のレベルが落ちている」という主旨の発言が賛否を呼んでいただけに、改めて自身の見解について説明。鹿島アントラーズ所属FW鈴木優磨と意見が一致したことも明かしている。
西の公式YouTubeチャンネルでは、8月12日に筑波大学蹴球部の元分析班メンバーと対談する同選手の様子が公開。海外移籍する選手への言及こそなかったものの、同選手は「ちょっとJリーグのレベルが、特にJ1がそんなに上がっていないというか、むしろちょっと落ちているぐらいに感じている。良い選手とか、良くなりそうな選手がみんな早めに海外に行くというのが、一番(の理由)だと思う」と語っていた。
ネット上で様々な反応があるなか、西は30日に再び自身のYouTubeチャンネルを更新。「その件に関して、賛同もあるし、否定的な意見もある。そういう議論が出ただけで、僕としてはサッカー界にとってすごく良いことだと思う」と切り出すと、否定派に対して「自分の好きなJリーグを否定されたという感覚に陥っている人もいると思うけど、僕自身がJリーグの発展を望んでいることを忘れないでほしい。『昔は良かったね』という話をしたくて、言ったわけではない。Jリーグを愛する者として、ひとつの意見として捉えてもらえたら」と呼びかけ。「J1のレベルが落ちている」と感じる理由について、以下のように語った。
「良い選手、良い選手になりそうな選手たちが、早めに海外に出ていくのは、要因のひとつ。あとは長いスパンの話で言うと、鹿島ユースで育成に関わっている小笠原満男さんと話したときには、『同じような選手が増えている』という話をしていて。自分の個性を磨くというより、チームが勝つために必要なタイプの選手が重宝される。そこに当てはまっていくために、選手が同じような方向性の努力をしてしまったのかな?というのがひとつあるかもしれない」
その上で、西は「同じような選手が増えている」要因として、「求められる能力が、フィジカルの部分に寄ってきた。プレー強度の部分は上がっていると思う。プレー強度やフィジカルの強さを、技術的に交わすプレーが少し減っている部分に関して、思うところはある」と、サッカー選手のアスリート化に言及。2023シーズンのJ1覇者であるヴィッセル神戸や、黒田剛監督率いる町田ゼルビアが上位に躍進していることにも触れた。
さらに西は鹿島時代のチームメイトである鈴木と議論したことも告白。「僕と同じような感覚のところで言うなら、彼もやっぱりレベルは下がっているが、フィジカルやプレー強度の部分は上がっているという話をしていた」と、両者の間で意見が一致したという。
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