Jリーグ 町田ゼルビア

黒田剛監督は押しつけない!町田幹部「風通しいい」相馬勇紀と中山雄太は…

黒田剛監督 写真:Getty Images

 町田ゼルビアはJ1優勝にむけてMF相馬勇紀、DF中山雄太を日本代表クラスの大物選手を相次いで獲得しているが、原靖フットボールダイレクター(FD)が所属選手に対する黒田剛監督の接し方を高く評価している。

 青森山田高校を何度も全国高校サッカー選手権優勝に導き、2023年から町田で指揮を執っている黒田監督。選手に細かい部分における勝負へのこだわりを求めるなど、厳しさを前面に押し出しているが、外部では以前から指揮官のマネジメントを評価する声が挙がっている。

 そんななか、原FDは元Jリーガーの播戸竜二氏と対談。その様子は、同氏の公式YouTubeチャンネル「播戸竜二のおばんざい屋」で8月23日に公開されているが、毎日のように黒田監督とコミュニケーションをとっている同FDは「余裕はない。毎日バタバタしている。監督やスタッフもそうだけど、(J1という)初の舞台で戦っているので。ただそれは緊張感がずっと続いているし、逆に良いかもしれない」と充実感を覗かせている。

 さらに播戸氏からチームの雰囲気を訊かれると、「非常に風通しが良くて、オープンマインド。押さえつけるとか話せないということは全くないと思う。黒田監督やコーチ陣がうまく雰囲気作りをしてくれている。新しく来た選手も馴染みやすい。クラブ自体がそういう文化でやっている」とコメント。中山、相馬など新戦力がチームに溶け込んでいることも強調した。

 パリ五輪U23日本代表FW平河悠(ブリストル・シティFC)の後釜として名古屋グランパスから完全移籍加入の相馬は、8月7日の第25節セレッソ大阪戦から2試合つづけてスタメン出場し、左サイドで持ち味を発揮。中山に至っては、17日の第27節ジュビロ磐田戦でデビューすると、前半4分にヘディングシュートから先制ゴールを奪っている。J1優勝にむけてのキーマンとして期待されている両選手の活躍で、黒田監督への評価はさらに上がるはずだ。