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FW大橋祐紀が英2部で3戦連発!ダイビングヘッドで劇的同点弾

大橋祐紀 写真:Getty Images

 チャンピオンシップ(イングランド2部)のブラックバーン・ローバーズに所属するFW大橋祐紀が公式戦3戦連発となるゴールをマークし、指揮官からの信頼を勝ち取ろうとしている。

 8月17日に行われた同リーグ第2節、敵地でノリッジ・シティと対戦したブラックバーンはMFライアン・ヘッジスがループシュートでゴールネットを揺らし先制。そのまま前半を1点リードで折り返す。

 後半はノリッジが猛反撃。65分にFWジョシュ・サージェントが同点弾を決めると、73分にはFWボルハ・サインスが逆転となるゴールを挙げ、わずか10分足らずでノリッジが逆転に成功した。ゴール後のスタジアムに流れる「サンバ・デ・ジャネイロ」にノリッジサポーターも大盛り上がり。

 スタジアムのボルテージが最高潮に達し、ブラックバーンは一気に劣勢に立たされる。しかし“この男”はここでも大仕事をやってのける。

 10日のリーグ初戦および14日のカップ戦(カラバオカップ)と2試合連続得点をマークし絶好調の大橋はこの日ベンチスタートだったが、64分に途中出場でピッチへ。1点ビハインドの87分、ブラックバーンのDFカラム・ブリテンが右サイドからクロスを供給すると、エリア内で待っていた大橋がダイビングヘッドで合わせ値千金の同点弾を挙げた。試合は2-2で終了し、ブラックバーンは勝ち点4でリーグ4位へと順位を上げた。

 ブラックバーンのジョン・ユースタス監督は試合後のインタビューで「(2点目をアシストした)カラムは信じられないようなクロスを送り込んだ。そしてユウキは、なんてフィニッシュだ!」と大橋を絶賛した。

 2011/12シーズン以来となるプレミアリーグ(英1部)昇格を目指すブラックバーンは、次節で現在8位のオックスフォード(勝ち点3)を本拠地に迎える。果たして大橋はチームをプレミアリーグへと導くことができるのか。