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町田浩樹の去就は?CL予選敗退でユニオンSGに移籍志願も「チャンス逃した」

町田浩樹 写真:Getty Images

 ベルギー1部ユニオンSG所属の日本代表DF町田浩樹には、MF鎌田大地所属のクリスタル・パレスやボローニャ、アイントラハト・フランクフルトなど複数クラブからの関心が報じられていたが、ここに来て同選手の去就に変化があった模様。現地では悲観的な報道が飛び交っている。

 町田の去就を巡っては、イタリアメディア『Quotidiano Sportivo』が今月15日にボローニャからの関心を報じたほか、「ユニオンSGのUEFAチャンピオンズリーグ予選敗退を受けて、町田は移籍を志願した」とリポート。ドイツメディア『フースバル』は「フランクフルトはセンターバックの獲得を急いでいる」とした上で、ギリシャ1部PAOK所属DFコンスタンティノス・コウリエラキスから町田へターゲットを切り替えた可能性を伝えていた。

 しかしフランクフルトは18日、スタッド・レンヌからDFアルトゥール・テアトルを獲得したと公式発表。これにベルギーメディア『Voetbal』は「テアトルの移籍はユニオンSGに影響を与える」と反応した上で、町田の去就について以下のように綴っている。

 「フランクフルトは町田に関心を寄せていた。フランクフルトはすでに800万ユーロ(約13億1000万円)のオファーを提示していたが、最終的にテアトルの獲得に向かった。ユニオンSGは数百万ドルを手に入れるチャンスを逃した」

 なお町田は先日、サッカー系YouTuber『LISEM(リゼム)』の対談番組で自身の去就に言及。「今後どの国でプレーしたいか」と訊かれると、「まあ報道は色々出ていて、みんな楽しみにしていると思うが、今世界トップレベルなのはプレミアリーグだと思うので、そこを目標にしてやりたいなと思う。ただ個人的にはUEFAチャンピオンズリーグでもプレーしてみたいという気持ちがある」と述べていた。ステップアップ移籍の志向が強いだけに、フランクフルト移籍破談の影響が心配される。